>>59
心の焔(ほむら)が燃え上がったというか、とにかくそんな感じよ
決してうまい事を言ったとは思っていないわ
私はもう、いち早く浸かりたいという願望は結界の果てに消え失せてしまったからいいのだけど
まどかが寒いままだと大変だものね。行きましょう。早速行きましょう
(困り顔も相変わらず愛らしいと、温かさとほんの少しの羨ましさを覚えて)
(先導されて湯船の前にたどり着き、まずは、とまどかを促す)

(す、と足を沈め、肩まで浸かるとふぅ、と息を吐いて)
(手を後ろに伸ばし、顔を上に向けうぅん、と小さく伸びをする)
(似たような体型の二人が向かい合い、その顔はこれ以上なく幸せそうで)
(思わずこちらも顔をほころばせてしまう)
…ふふ
本当に、色々な事があったわよね。自販機で買い物をしたり、帰りにアイス食べに行ったり…うろ覚えだけど
顔を見るだけでそう言った光景が流れるんだもの。この出会いを、何に感謝したらいいのかしら
……決まっているわよね。この場所と、貴女以外に、何があるのかしら
(ちゃぷ、と湯から手のひらを出し、桃色の髪の毛を指先で擦る)