>>91
(山ほど言いたい事もあったがそれを飲み込み、溜息を一つ吐き出して)
君が言い出さなければこんな話にもなっていないだろう。
だが、そうだな―――必要になる時までにはどうにかしようとは思っているよ。
実際、セイバーと手を結んでいる以上、早々に必要になると言う訳でもあるまい。
(その事自体に面白くないと言いたげに不満を顕し)
まぁ、優秀な魔術師である君のサーヴァントだ、信用したまえ。
(微笑む凛に笑顔のお返しにとそう伝え、美味しそうにカモミールを飲む表情を見て満足気にし)

君の言う通り、お互いの事を知ると言うのは重要だろう。
君の人間性はそこはかとなくわかっているつもりではいるがね。いや、良いマスターに恵まれたと思っているよ。
(片眼を閉じながら咽せる凛を見て)
少しは落ち着きたまえ。それだからじゃじゃ馬などと言われるのだと理解すべきだな。
む―――ほう、ではどんな台詞が出ると思っていたのかね?
私は事実を客観的に述べただけだよ。気障は余計だな、それにそれ程無神経というわけでもないつもりでいる。
これは君につられているだけだよ。勘違いしてもらっては困るな。―――ふむ、思いの他君と私とでは理解に相違があるようだ。
それを正す良い機会だな。
(唸る凛をよそ目に一人納得してみて)