わー!
褒められちゃったよー!
そ、そんな大したことじゃないですよーっ
(本気で照れ隠しして…両手をぶんぶん振って顔を真っ赤にして否定して)
ほ、ほら…発育のためにも何でも好き嫌いしないのは当然だもんっ
わ、野菜ジュース?うあ、あー。い、いえ、苦手なんてことはもちろんないですよーっ
(実はお野菜、少し苦手なの…でも、誉められた手前、あとに引けないし…)
わ、わあ…おいしそうー!
(不透明のパックを受けとると、表情をひきつらせながらそう答えて…)
(あ、そうだ。変身すれば少しは味覚が変わるかも?)
「はいはーい!イリヤさん、変身ですねー!あ、大丈夫です、わかってますよー>>403さん!私はあなたの味方ですからねー!」
(ルビーが意味のわからないこと言ってるー。なんだろう?でもとにかく変身っ)
(知らない男の人の前で、衣服が分解されて…変身後も飛んでるからスカートのなか覗かれちゃう…)
(は、裸になるのわ、わすれてたよー…っ!一時的とはいえ裸になるんだった…で、でもこの人は良い人だからいいよねっ)
お、おまたせしましたっ
じゃあ、いただきますっ
(う、ううー…変身したけど、やっぱり苦手意識は変わらないよぉ…でも、飲まないと…)
(意を決して、ストローに口を付けて…うぇー…もうすでに何か変な匂い…)
ぐ、グリーンスムージーだよねっ
ちゅううううっ
(うえっなんかドロッとしてるよぉ…お野菜の匂い苦手だから、息を止めて匂い嗅がないようにしよ…)
ずぢゅううううっ
(に、にがくて、へんなあじっ…き、きもちわるい…お口の端からこぼしちゃう…)
(ちゃいろの液体が、可愛いカレイドライナーのドレスを汚して…)
ぢゅううううっ
ずるっぢゅるるるるるるぅっ
(なんか、ときどき繊維質のものや、コーンみたいな固形物がはいってる…スムージーってそういうものかな?)
〜〜〜〜〜〜〜〜っっっっっ
(強烈な刺激臭…でも、誉められたいからがまんがまん…息しなければ匂いも味も無いから大丈夫…)
ごきゅっ
ごきゅっ
ごきゅごきゅっ
(すこし吹きこぼして、ドレスをどろっどろの茶色によごしながらも、何とか飲み干します…)
ご、こそうさま!
お、お、美味しかったよーっ