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此処まで来て止めたってどっちにせよ犯罪でしょうっ、華澄さんっ!
(あの日のレイプ魔より、かなり稚拙な教え子の腰使いだったが、
悪夢を再現されている華澄には、僅かな差でしかなく。)
(懇願の涙も、美人女教師の裸身を前にした生徒の昂奮を煽るだけである)
(生徒の昂奮の息遣いと、かつて感じた男の昂奮の息遣いが、華澄の内で重なり、
憶えずに目覚めた時も含めて、2年間で100度以上悪夢の中で燃やされた華澄の躰に)
(実体を持った肉の凶器が、ずぶずぶと埋まって行く)

(その快楽はあの日通り魔に犯された女教師の防衛の為の本能であった、
だが、2年間悪夢の中で燻った華澄の躰は、犯される悦びを思い出し。)
(今度こそは戻れぬ牝の道に、華澄を引きずりおろしてしまった。)