>>349
(突然の事態に困惑したか、それとも首を捕らえた太い腕の腕力に為す術がないのか)
(どちらにせよ時間を置いて冷静さを取り戻されてしまえば何らかの抵抗をするだろう)
(涼月の心に恐怖が巣食っているのか抵抗できずにいるのをいいことに、そのまま力ずくで細い路の奥へと進んでいった)
(先程までは夜とはいえ街灯に照らされていたが歩を進めるほどに薄暗さが増していった)
(周囲の暗さはまるでこれから起こる事の不穏さを表しているようで)

さっき言ったばかりだろ……聞いてなかったのか?
整備だよ整備、そのための身体チェックってところだな
(男の不審な気配を感じつつあるだろうがまだその目的は察していないようだった)
(強引に暗がりに引っ張り込めばすぐ気づくと思っていたが、困惑しているが女の身を守ろうとする素振りは見られない)
(涼月が性の対象として狙われていることに気づいていない。それがとても不思議に感じられた)
(男の劣情に火をつけた涼月の魅力を目の当たりにして堪らず襲っているというのに、涼月自身にはその自覚はないようだ)
れろっ……んぅ!
(首を捕らえる力を弱めたが、それは耳に口をつけるためでしかなかった)
(耳朶に舌先が触れるとくすぐるような動きで這い回っていき、耳が少しずつ濡れていく)
これも整備の内だ……いちいち騒ぐなよ?
お前のためを思ってやっていることなんだからな!
(涼月を納得させるためではなく、理不尽さをあえて感じさせるために整備なんだと強弁する)
(この無茶な言い分にどんな反応をするか楽しみにしながら、首を押さえていた手がついに解かれるが)
(その手はすぐさま胸部の膨らみに向かい、乱暴な手付きで乳房を握り込めば、衣服越しに見ても形が整っていた胸が歪にひしゃげてしまっていた)

【心を堕とすならやっぱり涼月の反応も見たいですから】
【ただ、次辺りから様子見もほどほどに凶悪な行動を取っていくと思います】