>>411
ああ、何もいれない。葉の苦味を味わいたいからな。
ときどき嗜好かえて味を変えるが、やはり一番好んでいるのはそのまんまの味だな。
(こくりと頷いた後、皿を置いて紅茶を一口飲み)
(紅茶の橙色を見ながら再び好みを告げたあと、ローデリヒを見て)
ん、そうだな…気に入ってもらえて光栄だが、そのようになってしまったのは仕方がない。
人の流れを変えることは難しいからな。……紅茶がなくならなければそれでいいと思っている。
(訊ねられたことを思い出すと苦笑を浮かべながら)
(己自身ではどうにもできないため肩をすくめ最終的に諦めの言葉を告げて)

お前が気に入っているならよかった。
(なるべく一人ずつの好みに合わそうとおもったが、ローデリヒの感想を聞いて安心した表情を浮かべて)
桜に特別な感情…?あ、そうか…これは俺が言わなければわからないことだな。
お前の言う通り、あの庭の桜の木には精霊が宿っているんだ。
だから、毎年この庭の桜の精霊に会いにきている。
(訊ねる言葉に一瞬首を傾げるが、前にイースターエッグの時の話を思い出して)
(もしもの話をする言葉に、己自身がみた真実をローデリヒに語り出す)