>>524
誰って……つか、そんなこといちいち覚えてるわけないだろっ。
あー、そう言えばお前もへたれだったもんな。料理や食べ物に拘ってるからヘタレるんじゃねえ?
美味い料理を否定はしないが、それよりも大事なものがあるだろ。仕事が優先だ。
(具体的な名前を問われて記憶を辿るがすぐには思い至らず、八つ当たりのように怒鳴りつける)
(隣人と相手との共通点を思い出し、口角を皮肉げに吊り上げると馬鹿にする調子でからかいつつ目を細めて)
(とは言え茶会の誘いは拒む理由も見当たらずにカップを置いた手を顎へと宛がい、考える素振りを)
(改めて料理の腕を揮う機会になるかと、皿へと戻されたスコーンを目端に捉えたまま軽く首を傾げて同意を示す)
他の国って俺のところのデザートが食いたいってことじゃないのかよ。
スコーン以外にもパイとかプディングとか作れるぞ。
……まあ、お前が作ってきたいなら構わないが…。
(キョトンとした様子で、なぜか引き攣って見える相手を胡散臭そうに眺めると納得できないまま頷いた)
(気軽に肩を叩く姿には呆れたように肩を竦めるが、小さく息を吐くだけで口を挟むことなく)
(空になったカップを丁寧にバスケットへと片付けるとスコーンの乗った皿を手に取って、黒い物体を凝視し)
ん?ああ…お前の家のデザートは甘いものが多いからな。後味がすっきりした紅茶が合うと思うぜ。
よほど変な料理でもないかぎりは、俺が相応しい紅茶を見繕ってやるよ。
(生返事を挟んで慌ててスコーンの乗った皿も片付けると自信満々に言って退ける)
(テーブルに零れていた黒い粉はナプキンで拭き取り、それもバスケットへ収めると相手の鼻先に人差し指を突き付け)
(好戦的な笑みに翠眼を狭めて挑発してみせた)
せいぜい、俺の紅茶に負けないデザートを用意して来いよ?

【像だと思ったら人来ないんじゃねえ?もっとジャグリングとか派手なのが良いと思うぞ。その方が目立つだろ】
【…遠慮することないんだが。まあ、それなら次はお前に譲ってやるか】
【了解。俺もそろそろ時間だからお前のに返したら休むことにする。一応付き合ってくれたことには礼を言っとくぜ。Thanks.】