>>537
(白と赤のコントラストを楽しげに眺めるものの園芸家としては若干色合いが寂しくも思えて)
(グラスの角度を変えたり、顔を近づけては離してと暫く吟味したりと忙しなく観賞する)
(一先ず満足の行く位置が見付かったらしく、グラスをテーブルの中央より少し手前に据えると浅く頷き)
(そのタイミングで足音が聞こえると不思議そうに扉へと視線を投げて)

……幽霊にしても騒がしい…って、幽霊じゃなくてお前か。
ああ、庭に丁度良い花が咲いてたからな。持ってきてみた。大輪の薔薇も悪くないが、小さい花も可愛いだろ。
つかやっぱりこの薔薇はお前が持ってきたのか。そうじゃないかと思ってはいたが…。
(指差された花と相手を交互に見比べ、持って来たばかりのスノードロップとスイセンの白い花をそちらへと向ける)
(自身の園芸の腕を誇るように胸を張るも、”薔薇を飾った美しいレディ”という想像が呆気なく崩れると遠い目になり)

【Alright.それなら良かった。つか気付いたのが遅かったんで慌ててミスるとか我ながら情けないな】
【と、俺の方は前回と同じかそれより早いくらいだと思う。ともかく、時間までよろしく頼む】