>>544
繊細かは分からないが、植物も生物には変わりないからな。ある程度はマメじゃないと枯らしちまうだろ。
まあ、花が嫌いなレディは余り聞いたことがないし、お前の基準だと範囲が広すぎるが……あ。
(ガーデニングが盛んな国柄のため、珍しいことでもないだろうと小首を傾げつつ応じるも褒め言葉の一種かと)
(否定することなく素直に受け取って)
(瞳が隠れた顔立ちも手伝い、どこか夢見るようにも見える相手から届く理想の女性像には現実的な突っ込みを)
(しかし寒さが緩むと入れ替わりに巷を騒がせる代物を思い出すと真面目な表情を作った)
……花粉症のレディは花を見ても美しいとは思わないかもな。

あの髭は節操がないからな。つか花だって綺麗だったり可愛かったり、恐ろしかったり色々あるってのに。
クソヒゲはその辺の違いを全く考えずに口説き文句に使いやがるからな…。
(グラスの縁を辿っていた指が一周すると指を引っ込め、腐れ縁相手には若干的外れな不満を零す)
(花を育てるのは得意なものの、交友関係には利用できないゆえの八つ当たりだと反論されそうなのは兎も角)
(どこか苦い表情は相手の呑気な口調に多少は和らいで、珍しく素直に頷いた)
花や緑があると気持ちが和むし、季節感も出て良いよな。そろそろ春だとか……ぶっ。
……誰かにあげる為に育ててるわけじゃねえし。ガーデニングも、俺の家のイングリッシュガーデンは有名だろ。
園芸も伝統つーか歴史の一種であって、…。
ああ、貰ったことはあるぞ!世界中に別荘地があった時は各地の珍しい花や植物を送らせたもんだ。
(予想外の問い掛けに一瞬息を詰まらせると相手の視線から逃れるように明後日の方角を向いて)
(どこか上擦った声で、ガーデニングの歴史やら文化やらを語って矛先を変えようと)