>>546
……サングラスにマスクでも可愛いのか。下手すると不審者…いや、花粉症は大変だとか聞くからな。
ああ、造花や押し花なんてものもあるが、今は色とか形もそのまま保存できるから便利だよな。
そういうものも悪くはないが、生花じゃねえと物足りないつーか落ち着かないとか言うと古いと言われちまうか。
(花粉症の時期に見掛ける、完全防御スタイルを想定してぽつりと呟くも大変さを茶化すべきではないかと思い直し)
(女性のストライクゾーンの広さとフォローには半ば感心、半ば呆れ、仕事もそのくらいやる気を出せと)
(妙に冷やかな視線を届けてみせた)
(ついでに花の美しさを留める方法を数えるように指を折るも、こちらへと向けられたグラスが視界に入れば)
(瑞々しい姿や柔らかな花弁に自然と軍配があがり、苦笑交じりに呟いて)

怖い花は…Hmm,ヒゲがアホな口説きかたしてる時に、人の体に寄生する植物の話でもするとか。
(隣国へのフォローはさらりと聞き流し、己の知識を総動員して腐れ縁に嫌がらせを敢行する策略を添えるも)
(妙に爽やかで清々しい表情は、相手の問い掛けで一気に引き攣り)
(露骨に動揺を覗かせつつ園芸の素晴らしさや、それに関する歴史や逸話を捲し立てて)
屋敷は勿論、庭を美しく保つのも紳士の嗜みの一つだ。
そもそも俺の家でガーデニングが流行ったのは他のところから珍しい花や植物を手に入れたからであって、
お前やヒゲみたいな軟弱な理由で育ててるわけじゃないからな!
世界中から収集した植物が、偶然美しかっただけであって別に誰かに贈るとかそういう意図は…。
(時折声を荒げ、八つ当たりじみた勢いで相手を睨みつける)
(妙なテンションと明らかに挙動不審な様子は披露するも話が変わると、一瞬間を置いてからほっと胸を撫で下ろし)
もちろん酒と紅茶だな。ネクタイやカフスなんかも悪くはないが。その辺はお互いに趣味が分かれるだろ。
嗜好品は普段自分じゃ選ばないモンなんか貰ったりして新鮮で面白い。
お前は……と、それは次の楽しみにしとくか。そろそろ帰らないと明日に響きそうだ。
(各国の特性の出やすい嗜好品を例にあげるも、酒は余り貰ったことがないと当人以外は納得しそうな愚痴を加えて)
(相手の好みも問い掛ける途中、時間に気が付くと軽く肩を竦める)
(マフラーを首に巻き付けながら立ち上がるもグラスに生けた花と相手を交互に見やって口角を吊り上げ)
お前も遅くまでいて幽霊と遭遇しないように…ああ、薔薇の精に遭遇できるかもな?
(脅しとからかいを織り交ぜた言葉を挨拶代わりに、ひらりと片手を振るとあくび交じりに帰路へとついた)

【Sorry.まとまりが悪いが眠気が怪しいんで俺の方はこれで休ませてもらう】
【付き合ってくれたことには感謝してやらなくもないからな!】
【ああ、時間も時間だし、返事は良いからお前もさっさと休めよ。Good night.】
【終始ぐだってた気がしなくもないが。落ち】