【地獄の】イヤリング官女官能スレ【三人官女】
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0001名無しさん2014/06/15(日) 02:02:09.58ID:P/i8Ux01
このスレはスーパー戦隊シリーズ第17作目。
「五星戦隊ダイレンジャー」に登場する悪の組織、ゴーマ族の侍女
地獄の三人官女の三女「イヤリング官女」でHな妄想をするスレです。

ルール(最初に読んでください)

・人の好みは千差万別、好みに合わなかった方は見なかったことにしてください。
・荒らしやアンチはスルーしてください。皆さん、仲良く妄想しましょう。
・SS投下や画像の貼り付けは、このスレではOK。
 ただし、基本的にイヤリング官女のみで。
 例外として指輪官女とネックレス官女もOK。(姉妹だからね)
・人を不快な気持ちにさせる言葉遣いは控えましょう。

以上です、追加事項が増えるかもしれません。

それでは、お願いします。
0129名無しさん2014/06/29(日) 01:50:21.35ID:iw/fYh5E
ブラウン「お前、さっきどうでもいいって言っただろう。」

ゴールド「言ったよ……。」

ブラウン「なんで、どうでもいいって言ったんだ?」

ゴールド「移住できない星に価値なんてないからだ。」

ブラウン「でも、その前はやったぜと言ったな。」

ゴールド「言いましたけど、それがなんだっていうんですか。」

ブラウン「お前は、この景色を見てどう思ったか?」

ゴールド「悪くはないって思ったよ。」

ブラウン「そうか、それは良いことだ。」

ゴールド「何故だよ。」

ブラウン「それは景色に価値があったってことだろ。」

ゴールド「…………。」

ブラウン「星の違いに気がついたか。」

ゴールド「マウス星にはない価値があることですか……。」

ブラウン「そういうことだ……。」
0130名無しさん2014/06/29(日) 02:07:59.69ID:iw/fYh5E
ブラウン「一つの意味で、価値があるかないかを判断するのではなくて
     一つでもいいところがあればそれを価値とし、自分の糧として学ぶ。」

ブラウン「それだけでも、この星に来た価値はあると思うけどな。」

ブラウン「俺は、あの町の光を見て、マウス星にはない優しげな光だと、思ったな。」

ホワイト「あ〜、私もそんな風に思ったよ。」

シルバー「僕もそう思いました。」

ブラック「フッ……。」

ゴールド「…………。」

ブラウン「ゴールド、お前はどう思ったんだ?」

ゴールド「ああ……優しそうな光だと思ったよ……。」

ブラウン「そうだろ、もっと周りの本質を見ろ。」

ブラウン「相手や物に本当の価値を、見出せるようになるんだ。」

ブラウン「悔いのない価値を探すんだ。極端ではない考えで……。」

ブラウン「今見た景色も、見なければ何も考えさせれなかったのだからな。」

ゴールド「…………。」
0131名無しさん2014/06/29(日) 02:22:47.05ID:iw/fYh5E
彼らは5人揃ってもう一度、町の景色を眺めた。

マウス星から移住することができない、意味のない星だが
自分達の星にはない光のあるこの星の価値。

何かを批判する前に、価値を探そう。
一つだけで判断せず、全体を見渡そう。

彼らは少しだけ、自分や相手を見直すことができた。
0132名無しさん2014/06/29(日) 02:51:52.05ID:iw/fYh5E
ブラウン「そういえば、この星にはマウス星と同じ、酸素があるんだよな。」

「ハイ ソウデス」

ブラウン「だったら、少しの間だけ宇宙船から降りて、あの町の景色を見に行かないか。」

ブラウン「気分転換にさ。チョットだけ。」

ホワイト「WOW〜賛成、いいんじゃない♪」

シルバー「もし……誰かに見つかったりでもしたら、どうするんですか?」

ブラウン「大丈夫だ、レーダーにはこの一帯での生命体の反応は殆どない。」

ブラウン「自然が多い星だから、遭遇するのはこの星の動物ぐらいだろう。」

ブラウン「万が一に備えて、俺達のスーツや宇宙船もステルスモードにすればOKだ。」

ブラック「見られたら、相手の記憶を消す道具もあるしな……。」

ゴールド「早く、景色を見て帰ろうぜ。マウス星が心配だ。」

ブラウン「まあまあ、気持ちは分かるけど、そんなに焦んないでくれよ。」

ブラウン「じゃあ、行こうぜ!!」

5人「「「おう!!」」」

「オキヲツケテ クダサイ」

こうして、彼らは出入り口のシャッターへと向かって行ったのが……。
姿を透明にする前に見られてしまったのである……。

運命の出会いというべきなのか……。
たった一人の男に……。
0133名無しさん2014/06/29(日) 03:33:29.06ID:iw/fYh5E
第5章「友達」

男は宇宙船の中から、変な生き物が出てくるのを見てしまった。
そして、絶叫した。

男「うわああああああああああ!!!」

5人は彼を見てなんだこの生物はと、驚き。
つられて、叫んでしまった。

5人「「「「あばばばばばばばばばば!!!」」」

お互いひとしきり、叫んだところで
冷静に状況を整理しようとした。

男(この人達って、宇宙人!?ハムスターみたいな顔してるけど!?)

ブラウン「どうする……逃げるか!?」

ブラック「記憶を消す。」

ホワイト「私にはどうしていいか分からない……。」

ゴールド「正当防衛を取る!!」

シルバー「まだ、相手は何もしていませんよゴールドさん!?」
0134名無しさん2014/06/29(日) 03:47:55.12ID:iw/fYh5E
男(何か言ってはいるみたいだけど、何を言っているのかはサッパリ分からない!?)

ブラウン「意思を通わせてみようか……。」

ブラック「記憶を消す。」

ホワイト「私はアイデア0、PASS。」

ゴールド「先制攻撃を取る!!」

シルバー「落ち着いて、話し合いをしましょうよ!!ゴールドさん!!」

そして、5人はこの男と意思を通わせることにした。

まずは、互いの言語が分からないので、5人はマウス星の発明品の一つ
言語記憶装置でコンタクトを図ろうとした。

この装置は、相手に触れて情報を貰うだけで現地の言葉を
瞬時に記憶できるという優れものである。
0135名無しさん2014/06/29(日) 04:04:12.83ID:iw/fYh5E
しかし、情報を貰う相手の体に触れなければならない。
仕方がない。5人は男が危険物を持っていないことを確認し

男に歩み寄った。

男(なになに!?俺をどうする気なの!?捕まえる気なの!?)

男(それで、俺の体を解剖でもするのか!?嫌だ!?そんな死に方したくない!?)

男は逃げようとしたが、足が震えて動けない。心臓も暴れっぱなしだ!!

ヤバイと、男が焦っているうちに5人は彼の周りを取り囲んだ!!

ハムスターのような顔をした宇宙人に、突然出会えば誰だって驚くだろう!!
取り囲まれたら尚更だ!!
男は気を失わないのに精一杯だった。

5人が彼に距離をさらに詰めた。

男は彼らの服の腰のあたりに、銃のようなものがホルダーに入っているのを見てしまった。

男(殺される!!!)

そう判断した男は雄叫び上げ、がむしゃらにその場で暴れた!!
0136名無しさん2014/06/29(日) 04:22:17.07ID:iw/fYh5E
それを見て、5人共パニックを起こした。
ゴールドは攻撃しようと銃を弄り
ブラウンとシルバーが銃を取り出そうとしたゴールドを制すのに必死になり
ホワイトは悲鳴を上げ
ブラックはただ、静かにこの阿鼻叫喚を見つめていた。

もう一刻の猶予はできない。今すぐに和解しないと大変なことになる。
そう判断したブラウンは、男の動きに隙を見つけて……。

ブラウン「今だ!!全員!!アイツの体を掴め!!一か八かだァァァ!!」

リーダーの指示に全員が従い、急いで男の体を掴み
そのまま、上に持ち上げ始めた。

男「ぎゃああああああああああ!!!離せええええええええええ!!!」

暴れる男を押さえつけ、5人は担ぎ上げた。

ブラウン「言語記憶装置ィィィ!!起動ォォォ!!」

ブラック「了解!!」

ホワイト「OK!!」

ゴールド「分かったよ!!」

シルバー「ハ、ハイ!!」

5人に言語記憶装置が、男からの情報がインプットされるまでの40秒程の間。
男はハムスター顔の宇宙人、5人に胴上げされていた…………。
0137名無しさん2014/06/29(日) 12:04:54.95ID:iw/fYh5E
5人にデータがインプットされるまで残り20秒。

ピコピコピコピコピコ……。

男「離せえええええ!!誰かあああああ!!助けてえええええ!!」

ブラウン「あと少しだァァァ!!耐えろォォォ!!」

ブラック・ゴールド「おおおおお!!」

ホワイト・シルバー「あああああ!!」

ピコピコピコピコピコ……。残り15秒。

ブラウン「カウントダウンだァァァ!!行くぞォォォ!!」

「「「「おう!!」」」

5人「10・9・8・7・6・5……。」

ピコピコピコピコピコ……。もう少しだ。

男「ぎゃああああああああああ!!」

5人「4・3・2……。」

ピコピコピコピコピコ……。もう残り僅か。

男「くそおおおおお!!降ろせえええええ!!」

5人「1……。ゼロおおおおお!!」

カウントダウンが終わりを告げた瞬間。
バチンと何かが弾ける音がして

5人の脳に男の住む星で住む国。
すなわち、日本の言語のデータが伝わった。
0138名無しさん2014/06/29(日) 12:29:52.70ID:iw/fYh5E
データが脳に伝わる瞬間。

ビリビリと5人の脳天に衝撃が走る。

5人「インプット完了!!」

男「ウワッ!!……痛っ!!」

その間に持ち上げられていた男は、地面に落っこちた。
そして、逃げ出そうとした。

男「ひいィィィ!!お助けェェェ!!」

だが、背後から声が追いかけてきた。

ブラウン「待ってくれ!!」

男「…………。」

さっきとは違う……。日本語で話しかけられ
男の体はピタッと立ち止まった。

男(まさか、あの宇宙人達が……話しかけて来たのか?)

男はゆっくりと振り返った。

ブラウン「話し合いをしてくれないか?」

ハムスター顔だが、体は人間のような宇宙人の
問いかけに男は、つい……。

男「あ、ハイ……良いですよ……。」

こんな返事を返してしまった。

その返事の意味は5人にも理解できた。

ブラウン「ありがとう。」

男「なんか……こちらこそ……どうも……。」

ついに、未知との会談が始まった!!
0139名無しさん2014/06/29(日) 13:11:02.72ID:iw/fYh5E
ブラウン「いきなり手荒い手段に出てしまい、申し訳ないことをした。」

ブラウン「だが、そのおかげでこの星の言語を知ることができた。」

ブラウン「心から礼を言いたい。」

ブラウン「ありがとう。」

ブラック「かたじけない。」

ホワイト「サンキュー♪」

ゴールド「…………。」

シルバー「ありがとうございました。」

男「いえいえ……私も怖くてパニックになっちゃって、すいませんでした。」

ブラウン「いや、悪いのは私達の方だ。」

ホワイト「そうよ、知らない人に囲まれて担がれたら、誰だってビビるわよ。」

ゴールド「俺だったら、あそこまでビビりはしない。」

ブラック「同じく……。」

ホワイト「あんた達ねぇ……本当に……。」

シルバー「そうですよ、相手の気持ちを考えましょうよ。」

ホワイト「ちょっと、シルバー……人の言おうとしたこと言わないでよ!!」

シルバー「あ、ごめんなさい……。」

ブラウン「お前達、よさないか。」

リーダーの一喝で4人は静かになった。

ブラウン「すまない、恥ずかしいところを見せてしまったね。」

男「いや、そんなこと……。」
0140名無しさん2014/06/29(日) 13:34:39.41ID:iw/fYh5E
ブラウン「いやいや、我々5人はチームを組んでしばらく経ったというのに……。」

ブラウン「未だに、チームワークがなくてね……。」

ゴールド「なくて悪かったな……。」

ブラウン「でも、私は彼らが、素晴らしい仲間になると思っているよ。」

ブラック・ホワイト・ゴールド「!?…………。」

シルバー「ブラウンさん……そう言ってもらえると僕……嬉しいです。」

ブラウン「おう、これからも皆で頑張ろうな。」

シルバー「ハ、ハイ。」

男「あの〜、お取込み中のところ、すみませんが……。」

ブラウン「はい、どうかしましたか?」

男「お名前を……教えてくれませんか?」

ブラウン「ああ!!すまない、自己紹介を忘れていました。」

ブラウン「うっかりしていたもので、つい……。」

男「いえいえ、私もまだ名前を言っていませんでしたし……。」

ブラウン「いや、ここは私達が先に自己紹介させて頂こう。」

ブラウン「皆、自己紹介だァァァ!!」

「「「「おう!!」」」」

男「ああ、そんなに無理しなくてもいいですよ……。」
0141名無しさん2014/06/29(日) 16:10:18.17ID:iw/fYh5E
ブラウン「ブラウン・ワン!!」 シュタッ!!

ブラック「ブラック・ツー」  グォン!!

ホワイト「ホワイト・スリー♪」 ピカッ!!

ゴールド「ゴールド・フォー!!」 ドガッ!!

シルバー「シルバー・ファイブ」 スタッ!!


ブラウン「星の輝きを守るため。」

ブラック「自分の命を守り抜き。」

ホワイト「相手の命も守りたい。」

ゴールド「俺たちは!!5人揃って!!」

シルバー「軍事レスキュー部隊」

「「「「ハムスターマン!!」」」 ドゴォーン!!

男(ハムスターマン……どういうことだ?)

男(彼らは何故、地球の動物、ハムスターに名称と姿が似ているんだ?)

ホワイト「ちょっと、アンタ今の名乗り見ていなかったの?」

男「いいえ、ちゃんと見ましたけど……。」

ブラウン「けど……どうしました?」
0142名無しさん2014/06/29(日) 16:20:59.97ID:iw/fYh5E
男「あなた方は何故、ハムスターに似ているのですか。」

ブラウン「ハムスター?」

シルバー「僕らと名前が似ていますけど、なんなんですか?ハムスターって?」

男「この星の動物です。」

ホワイト「私達と姿が似ているってどの辺が?」

男「首から上が似ています。」

男「後は、全然違うように見えますけど……。」

ブラック「宇宙船のコンピュータに聞いてみよう。」

ブラウン「そうだな、こんなところで立ち話もなんだから、我々の宇宙船の中へどうぞ。」

ゴールド「俺もその方がいい」

男「いいんですか。ありがとうございます。」

男は彼らの宇宙船に入って行った……。
0143名無しさん2014/06/29(日) 16:35:00.21ID:iw/fYh5E
宇宙船の内部は機械に囲まれてはいるが、少し奥の部屋はリビングのように家具が置かれている。
それより奥の部屋には、カプセルのようなものが並んでいる。

どうやら、入り口から機械操縦室、リビングルーム、カプセルルームの順のようだ。

男「中は意外と広いんですね。」

ゴールド「俺は狭いと思う。」

男「…………。」

ホワイト「気にしないで、コイツは誰にでもこういう態度だから。」

男「そうなんですか……。」

シルバー「あの、お名前を聞いてもよろしいですか?」

男「あ、僕も名前を言おうとしたのに忘れてました。すみません。」

ブラウン「まあ、お互い様だな。」

男「はい……僕の名前は男って言います。」

シルバー「じゃあ、男さんよろしくお願いします。」

男「こちらこそ、よろしくお願いします。」

ブラウン「まあ、ソファにでも座ってくつろいで。」

男「はい、では失礼します。」

ホワイト「そんなに〜、かしこまらなくてもいいよ。」

男「ありがとうございます……。」
0144名無しさん2014/06/29(日) 17:04:23.55ID:iw/fYh5E
男と皆が席に着くと、機械操縦室からブラックが戻ってきた。
そして、ハムスターの説明と人間との関係性を皆に話した。

ブラック「かくかくしかじか……。」

ブラウン・ホワイト・シルバー「へぇ〜、そうなんだ。」

ゴールド「つまり、お前らこの星の人間は俺らに近い生物で実験をしたり、折に閉じ込めたりして楽しんでいるのか。」

男「エッ……でも……別に痛めつけるつもりで実験をしていることではないと思いますけど……。」

ゴールド「だけど、苛める奴もいるんだろ!!」

男「ヒィッ……まあ……そういう奴もいますけど……。」

ゴールド「気に食わない、この星のハムスター達の解放戦争でもするか。」

男「そんな、戦争だなんて……。」

ブラック「待て、ゴールド。」

ゴールド「なんだよ。」

ブラック「他の星に攻撃をしてはいけない……俺達の星の決まりだ。」

ゴールド「だからって、ハムスターが可哀そうじゃないか!!」

ブラウン「仕方ないだろ、これがこの星のやり方なんだ。」

ホワイト「私達だって、似たようなことを他の生物でやってるんだし……。」

ブラック「要は、同族意識があるからって助けようって気になってるんじゃないか。」

ゴールド「そうかもしれねぇけど……。」

ブラウン「お前の仲間を大切に想う気持ちは立派だが、だからってマウス星と他の星の違いを、変えさせるようなことはしてはいけない。」

ブラウン「いろんな文化や歴史があるんだ。星や国一つ一つに。」

ブラウン「いや、人ひとりでも違いあるのは間違ってなんかいない。」

ブラウン「自分と違うからって排他的にはなってはいけないぞ。」

ゴールド「そうですね…………。」

シルバー「そうですよ……。」

ゴールド「お前は黙れ!!」

シルバー「すみませんでした……。」

ホワイト「ホラホラ、喧嘩は止めてさ〜。彼にこの星の話を聞きましょうよ〜。」

ブラウン「それは、いい考えだ。男君。」

男「は、はい。」
0145名無しさん2014/06/29(日) 17:23:00.87ID:iw/fYh5E
ブラウン「この星を君たちは、なんて呼んでいるのかを教えてほしい。」

男「はい、地球って呼んでます。」

ブラウン「良い名前だな。」

男「皆さんは、どこの星から来たんですか。」

ブラウン「マウス星っていう星だ。」

男「どんな星ですか?」

ブラウン「ああ、それはね…………。」

――――――――――――――――――――――――

それから彼ら、6人は互いが違う星の人間だということを忘れて
夜明け近くまで語り合った。

地球の環境の話や、マウス星から地球に来た理由。
お互いの星のテクノロジーの話に、文化や歴史の話。

6人は全ての悩みを吐き出した。人生への不安や星の未来への不安を…………。

男はこんなに楽しい人との交流は久しぶりだと思った。
5人もデータからは解らない地球の話を聞けて、とても満足した。

そして地球とマウス星の、星の違いでの話で大変盛り上がっていた彼らに
別れの時が迫っていた。
0146名無しさん2014/07/05(土) 16:45:56.10ID:rD5DdTfG
闇に眠る町に、夜明けが近づいていた。

ブラウン「もうそろそろ、マウス星に帰還しなくてはいけないな。」

男「そうなんですか?」

ホワイト「もうそんな時間なの?」

ブラック「この星の日が昇る前に帰らなくてはならない。」

男が腕時計を見ると、時刻は大体4時頃だった。

男「そうですね、もうすぐ朝がきます……。」

さっきまで、盛り上がっていたムードが嘘のように静かになる。

シルバー「なんか……寂しいですね……。」

ゴールド「仕方ねぇだろ、コイツ以外の奴に見つかって騒がれたら、後が大変だ。」

ゴールド「俺達の存在を知られる前にずらかるしかねぇだろ。」

男「僕の事は……いいんですか?」

ゴールド「ハァ?どういう意味だよ。」
0147名無しさん2014/07/05(土) 17:29:27.20ID:rD5DdTfG
男「僕は、あなた方を……見てしまったから。」

ゴールド「ああ、そういうことか。」

ゴールド「どうするんだ、リーダー。」

ブラウン「う〜ん、どうしようか……。」

ブラック「基本、我々の姿を見たものは……。」

ブラック「記憶を消すことになる。」

男「僕の記憶を消すんですか?」

ブラック「大丈夫だ、身体的苦痛や精神的苦痛、後遺症などはなにも残らない。」

男「そうなんですか……。」

ホワイト「ちょっと待ってよ!それでもいいの!」

ブラック「なにがだ……。」

ホワイト「お互い、辛いことを語り合った仲でしょうが!!」

シルバー「そうですよ、せっかく違う星の人と仲良くなれたのに……。」

ブラック「…………。」

ゴールド「じぁあ、どうするんだよ。」

ホワイト「ウッ、それは……その……。」

4人は悩んだ。どうしたら男の記憶を消さなくても
自分達、宇宙人の存在した証拠を残さなくてもいいかを……。

だがしかし、1人がその答えを導き出した。

ブラウン「諸君、私にいい考えがある。」

彼は、男に目を向けた。
そして、一つの質問をした。

ブラウン「男君、君は約束を守れる人か。」

男「エッ!」
0148名無しさん2014/07/05(土) 17:52:10.34ID:rD5DdTfG
ブラウン「男君、どうなんだ。」

男「そ、そんな、皆さんのことを話しても誰も信じたりなんかしませんよ。」

男「それに、誰かが信じたところで悪いことなんてしませんよ。」

男「第一に、この星はあなた方の星のような凄い科学力は持っていませんよ。」

男「だ、だから、宇宙に行って征服するための戦争とか起こしませんって……。」

男が矢継ぎ早に理由を話していると
彼は真剣な目で見つめながら、話を制した。

ブラウン「待ってくれ、男君。」

男「はい?」

ブラウン「私は君に約束を守れるかと聞いているんだ。」

ブラウン「誰かが信じるか、そういう話ではない。」

ブラウン「星同士の戦争の危険性の話でもない。」

ブラウン「君自身が人との約束を守れるかが知りたいんだ。」

男「…………。」

ブラウン「君自身が決めるんだ。」
0149名無しさん2014/07/05(土) 19:26:45.68ID:rD5DdTfG
男は自分に聞いてみた。俺は約束を守れる人かと
すると、素早く1人の声がささやいた。

男(俺が約束を破ったことがないかだって?)

男(約束を破ることは人の信用を失うことだ。)

男(俺はそこまで人の信用を失うようなことはしていない。)

男(だから、俺は約束を守れる人だ。)

だが、後からもう1一人の声が問いかけた。

男(本当にそうだろうか?)

男(確かに人の信用を失うようなことはしていない。)

男(だけど、小さな約束なら何度か破ったことがある……。)

男(ほとんどが、親の小さな言いつけばかりだけど……。)

男(だからといって、僕が今まで約束を全て守ってきた訳でもない……。)

男(それに、一生人のどんな約束でも、守り続ける自信もない……。)

男はどうしていいか分からなくなった。
彼がどちらが正しい答えかと、考え込んでいると……。

ブラウン「迷っているのか?」

不意に声をかけられて、彼は視線を戻した。

依然、真剣な顔をしていたブラウンは
彼から、2人の自分が言い争っていて決まらないと聞いた。

すると、ブラウンは男の心の霧を祓う助言をしてくれた。

ブラウン「過去や未来のことを考えるな。」

ブラウン「今、現在の自分に聞いてみるんだ。」

男「エッ!」
0150名無しさん2014/07/05(土) 19:39:32.06ID:rD5DdTfG
ブラウン「これは私の持論だが……。」

ブラウン「嫌な過去を思い出すとき、駄目だったことだけを思い出すのではない。」

ブラウン「起こってしまった悪い事を、次に向かってどう活かすかが大切なんだ。」

男「嫌な過去、すなわち失敗は次に向かっての反省点になるってことですか。」

ブラウン「そうだが、嫌なことがまた起こるのではないかと怯えることではない。」

ブラウン「次に同じ状況の時、良い方向に向かうために考えるのだ。」
0151名無しさん2014/07/05(土) 19:51:58.36ID:rD5DdTfG
ブラウン「次に嫌な未来を想像してしまう時は、他の未来を探すんだ。」

男「悪い方向に考えるな、という意味ですか。」

ブラウン「そうだ、悪い未来を打破することを考えてほしい。」

ブラウン「自分で未来を描き、進んで行くんだ。」

男「自分の描いた未来……。」
0152名無しさん2014/07/05(土) 20:12:38.01ID:rD5DdTfG
ブラウン「最後に現在、今の自分の気持ちに正直になる。」

男「今の自分に正直……。」

ブラウン「過去や未来を考えて、思考を止めるな。」

ブラウン「今の自分の気持ちを出すんだ。」

ブラウン「あの時はこうしとけばとか、こうしたらこうなるかもとか。」

ブラウン「確かにそう考えることも大事なことだが、失敗に怯えて自分の気持ちを押し殺してはいけない。」

ブラウン「そして、やっぱりあの時に、といった過去を増やすな。」

ブラウン「今の自分の考えや意見を尊重するんだ。」

ブラウン「未練の残る選択なんて選んではいけない。」

ブラウン「はっきり出していいんだ、正直な気持ちを……。」

男「今の自分の気持ち、考え、意見……。」
0153名無しさん2014/07/05(土) 20:35:14.71ID:rD5DdTfG
ブラウン「これが私の人生の見つめ方だが、全ての人に当てはまるわけではない。」

ブラウン「私の考えが君に当てはまるかは分からない。」

ブラウン「だけど、最後に決めるのは自分自身だ。」

ブラウン「君の人生だから、君が選ぶんだ。」

ブラウン「思い出す過去と描いた未来、現在の気持ちを……。」

男「選ぶのは自分自身……。」

男(思い出す過去は僕でも選べる……。)

男(でも、俺は描いた未来を選べない……。)

ブラウン「悪いね、私の考えを押し付けて……。」

男「…………。」

ブラウン「どうしたんだい、男君?」

ホワイト「気分でも悪いの?」

男の中で、心が炎のように激しく燃え上がっていた。
それは、熱いハートとは違う、塞き止められた感情の昂ぶりだった。
0154名無しさん2014/07/05(土) 21:30:20.56ID:rD5DdTfG
男「ブラウンさん、僕は約束は守りますよ。」

ブラウン「そ、そうか。」

男「でもね、僕は未来を選ぶことはできないんですよ。」

ブラウン「どういう意味だい。」

男「僕は……好きな人がいるんだ……。」

ホワイト「そうなの?」

男「でもね、その人とは生きている世界が違う、次元が違うんだ。」

男「比喩ではなくて、本当に会うことのできない世界にいるんだ。」

ゴールド「どんな奴なんだよ。」

男「想像上の人物、生きているように見えるだけで実際には生きてはいない。」

男「そんな人を……僕はもう20年近くも愛していたんだ。」

シルバー「20年もですか!!」

男「その人と結ばれることは絶対にない。」

男「それでも、彼女を諦めきれずに今まで生きてきた。」

男「だけど、もうこれ以上は叶いもしない彼女への思いだけでは生きてはいけない。」

男「彼女を忘れてこれからの人生をどう生きようか、と思った矢先に皆さんに会えた。」

男「皆さんに会ったとき、最初は驚いたけど、凄い嬉しかった。」

男「だって、宇宙人と話したのって多分、世界中で俺一人しかいないだろうから。」

ブラック「それはどうだかな……。」

男「ブラウンさんの考えは分かるんですけど……。」

男「俺は……描いた未来を……選べないんですよ……。」

そう口にした瞬間、目頭が熱くなり
大粒の涙が止め処もなく溢れてきた。

男(こんなこと、初めてだっけ……他の人にこの思いを打ち明けたのは……。)
0155名無しさん2014/07/05(土) 22:03:46.94ID:rD5DdTfG
ゴールド「オイオイ、泣くなよ……。」

シルバー「男さん!大丈夫ですか!」

ホワイト「STOP!泣かないでよ!」

男「仕方ないでしょ!!涙がとまらないんだよぉ!!」

男のフォローに回る3人を尻目に
ブラウンは何かを考えているようだ。

ブラックはそんなブラウンを不審に思い、声をかけた。

ブラック「何をそんなに考えているんだ……。」

ブラウン「あ、ああ、この状況の打開策を。」

ブラック「まさか、アレを彼に渡すつもりなのか。」

ブラウン「!?……よく分かったな。」

ブラック「やめろ、それは俺達、マウス星の決まりを違反している……。」

ブラック「それに、彼がアレを使いこなせるとは思えない。」

ブラウン「だが、俺が彼に自分の安易な考えを押し付けたせいで……。」

ブラウン「彼の傷口を抉るようなことをしてしまった。」

ブラック「お前に悪気はなかったんだろ。」

ブラウン「でも、彼を傷つけた。悪意はなくても俺は彼を苦しめた。」

ブラウン「だから、俺は彼を救いたい。」

ブラウン「友人が悲しんでいたら、助けるのは当然のことだ。」

ブラック「ブラウン、お前って奴は……。」

ブラック「だけどなぁ、上にはなんて言えばいいんだ……。」

ブラック「アレを無くしましたとでも言うのか。」

ブラウン「それは俺が何とか説明するから!!」

ブラウン「頼む、止めないでくれ!!」

ブラック「お前……。」
0156名無しさん2014/07/05(土) 22:19:30.25ID:rD5DdTfG
ブラック「ハァ……分かったよ……。」

ブラウンの熱意に負けたブラックは彼の考えを認めた。

ブラック「俺も折れた以上は、お前にできるだけ協力はする。」

ブラウン「ありがとう、ブラック。」

ブラック「だけどな、アイツ等や上にも説明しないといけない。」

ブラック「無論、彼にもな……彼が使いこなせる保証はないけどな……。」

ブラウン「ああ、勿論だ。」

ブラウン「彼とは堅い約束を結ばなければならない。」
0157名無しさん2014/07/05(土) 22:38:23.02ID:rD5DdTfG
一方、3人と男は……。

ゴールド「そんな女はさっさと諦めな!!」

男「そう簡単にできるなら苦労はしないよぉ!!」

ホワイト「他の人を探しなさいよ!!」

男「彼女一筋なんだよぉ!!」

シルバー「その人の名前はなんていうんですか?」

男「ああ、それはね……。」

ブラウン「お〜い、皆集まれ!」

男が返事を返す前にブラウンとブラックが向こうから戻ってきた。
ブラウンの手には、さっきまでは持っていなかった銀色のケースがあった。

男「そ、それは一体なんですか?」

ブラウン「コレかい?君にプレゼントするものだ。」

男「僕に、プレゼントですか?」

男が中身を聞く前に3人が叫んだ。

ホワイト「マジで言っているの!!ブラウン!!」

ゴールド「気でも狂ったのか!!」

シルバー「大丈夫なんですか!!コレを渡しても!!」

男は3人の叫び様から中身はトンデモナイ物だと感じ取った。

そして、男の推測は的中することになる……。
0158名無しさん2014/07/05(土) 23:00:30.18ID:rD5DdTfG
ブラウン「そうだ、マジで言っているんだ。」

ブラック「ああ、それに狂ってもいない。」

ブラウン「彼にコレを託したいと思ったからだ。」

ブラック「本当は、彼を安易な考えで傷つけたコイツの罪滅ぼしだ。」

ブラウン「それだけじゃない、友人が悲しんでいるときに手を差し伸べるのは当たり前のことだ。」

シルバー「そうですけど……ゲンシ大佐にはなんて言えば……。」

ゴールド「そうだ、決まりを守らなければ俺達は除隊されるぜ。」

ホワイト「もしも、取り返しに行けって大佐に言われたらどうするのよ。」

ブラウン「俺が大佐に掛け合う、大佐だって俺達のしたことを認めてくれる。」

ホワイト「そんな、だからって彼が変な風に使ったら……。」

ゴールド「ああ、やめといたほうがいいぜ。」

シルバー「男さんを助けたい気持ちは僕にも分かりますけど……。」

ブラウン「そのことだ、彼にはこれから約束をしてもらう。」

ブラウン「それで、決める。」

ブラウンは男の方に向き直り、真剣な顔をした。

ブラウン「男君、一度しか言わないよ……よく聞いてくれ。」

男「は、はい。」

男(一体なんなんだ……。)
0159名無しさん2014/07/05(土) 23:28:32.16ID:rD5DdTfG
ブラウン「君がもしも、この星で一番の力を持った時に……。」

ブラウン「君は力に溺れて、悪の道に進んだりしないか。」

ブラウン「今の純粋な君でいられるのか。」

ブラウン「どうなんだ、答えてほしい。」

男は必死になって考えた。

男(俺が悪の道に進む?そんなことないだろ。)

男(俺みたいな小心者が悪事を働く勇気もないし、それに暴力は嫌いだ。)

男(でも、世界で一番強くなれたら……。)

男(誰も俺を止めることができないのなら……。)

男(自暴自棄になって悪の道に進むのかもしれない……。)

男の自信が消えかけた瞬間。
彼の優しさが呼びかけた。
その声は、彼の心に小さな
だが、決して消えることのない真っ赤な火を灯した。

男(僕は人に優しくありたい。)

男(皆が僕に優しくしてくれたみたいに。)

男(もしも、世界で一番の力があっても、周りに優しくして生きていたい。)

男(たとえ、性癖が理解されなくても、夢が叶わなかったとしても。)

男(僕は心の優しさを忘れたくない!!!)

彼の目に優しさと自信が満ちている。
どうやら、彼の答えは決まったようだ。
0160名無しさん2014/07/05(土) 23:44:28.48ID:rD5DdTfG
ブラウン「さぁ、君の答えを聞こう!!」

男「僕は強く優しく純粋に生きていきたいです!!!」

ブラウン「そうか…………。」

男「ハァハァ…………。」

男が偽りのない気持ちで叫んだ瞬間。
彼の顔に笑みがこぼれた。

ブラウン「その言葉が聞きたかった……。」

ブラウン「いいだろう、私は君にコレを授ける。」

ブラウン「このバトルスーツとバトルアイテム。」

ブラウン「そして、ワールド・クリエイター・セットを。」
0161名無しさん2014/07/05(土) 23:57:25.23ID:rD5DdTfG
ホワイト「正気なの!!ブラウン!!」

ブラウン「俺は正気だぞ、ホワイト。」

ゴールド「コイツが信用に値するのか。」

ブラウン「少なくとも、俺は彼を信じる。」

ブラック「俺もだ……。」

ゴールド「ブラック、アンタもかよ。」

ホワイト「そうよ、アンタが一番こういう話に堅物じゃない!!」

ブラック「別に男を信じたわけではない、ブラウンを信じただけだ。」

ホワイト「そんな……。」

シルバー「僕も男さんを信じてみます。」

ゴールド「お前まで何を言ってるんだよ。」

シルバー「だって、男さんがこれで願いを叶えられるんですよ。」

シルバー「20年も好きな人を想っていたんですから、その人を愛する気持ちを僕は信じます。」

ホワイト「シルバー……。」

ゴールド「お前……。」

ホワイト「わかったわ、私も男君を信じてみる。」

ゴールド「ハァ?お前まで、一体どうしちまったんだよ……。」
0162名無しさん2014/07/06(日) 00:17:54.86ID:w77C17UI
ホワイト「別に、深い理由はないわ。」

ホワイト「けど、なんかコレが今の彼に必要な気がしたのよ。」

ホワイト「それに、彼にコレを渡す流れだし。」

ゴールド「だからって……。」

ホワイト「アンタはどうするの?」

ゴールド「ハァ?」

ホワイト「4対1よ。」

ホワイト「信じるの?男君を?」

ゴールド「クソッ!卑怯だぜ……。」

ゴールド「…………。」

ゴールド「チッ、仕方ねぇ……。」

ゴールド「分かった、俺もコイツを信じる……。」

ゴールド「だけどな、コイツを認めたわけじゃねぇからな。」

ブラウン「これで考えが満場一致したな。」

ゴールド「ちゃんと、大佐には話をつけてくれよな。」

ブラウン「分かっている。」

ホワイト「男君も約束したからね、ちゃんと守ってよ。」

男「はい、約束しました。」

ブラック「よし、君にこれから軽くコレの説明をする。」

ブラック「もう時間がないから、よく聞いておけよ。」

男「はい。」
0163名無しさん2014/07/06(日) 00:54:36.63ID:w77C17UI
ブラックがケースを開けた。
中には、銀色のブレスレットがが入っていた。
リングの真ん中に金色に光るひし形の装飾品が付いている

ブラック「よく見ておけ。」

男「はい。」

ブラックはブレスレットに話しかけた。

ブラック「出てこい。」

すると、ブレスレットが輝いて
中から、銀色のスーツと武器のような物が2つ
バックルが大きなベルトっぽい物が飛び出してきた。

ブラック「音声認識だ、出てこいと言えば収納されているアイテムが出てくる。」

男「凄い……小さなブレスレットから何倍の物を取り出すなんて……。」

ブラック「次は一つ一つざっくり説明をする。」

ブラック「まずはこれだ、バトルスーツ。」

ブラック「装着した者の総合能力を何十倍にも高めてくれる。」

男「それは凄いですね……。」

ブラック「このスーツに慣れれば、もっと強くなれる可能性もある。」

ブラック「ただし、これを装着するだけで意外と体力を使うぞ。」

男「そうなんですか?」

ブラック「疲れているときには安易に装着しない方が身のためだ。」

男「まさか……死ぬほどの負担なんですか……。」

ブラック「いいや、心配するな、せいぜい軽い筋肉痛程度だ。」

男「そうですか、良かった……。」
0164名無しさん2014/07/06(日) 01:36:57.01ID:w77C17UI
ブラック「次はこれだ、メタルヤイバー。」

ブラック「強力な合金で作った切れ味抜群の刃だが……。」

男「刃だが……?」

ブラック「こうすると……チェンジ・メタルロッド!」

ブラックが刃を手に取り、そう声を上げると
刃は形を変えて長い棒状のものになった。

男「変化した!」

ブラック「これがメタルロッド、当たり前だが棒術に優れている。」

ブラック「そして、チェンジ・メタルシールド!」

ブラックの手の中でメタルロッドは片手で持てるサイズの盾に変化した。

男「また変わった!」

ブラック「これはメタルシールドだ、攻撃を防御しながら格闘戦に持ち込むことができる。」

ブラック「これで、チェンジ・メタルヤイバ―!」

言うが早いか、盾は刃に戻った。

ブラック「チェンジって言った後に、変化させたい武器の名称を言えばそれに変わる。」

ブラック「これでヤイバーとロッド、シールドの説明は終わりだ。」
0165名無しさん2014/07/06(日) 02:02:03.34ID:w77C17UI
ブラック「お次はこれだ、ロックバスター。」

ブラック「威力は普通のレーザーレベルだが、これにエネルギーを貯めて撃つと……。」

男「普通のレーザーって……まあいいや、どうなるんですか?」

ブラック「ここでは試せないが、その威力は大き目の岩石を木端微塵に打ち砕くまでに上がる。」

男「滅茶苦茶、危ないじゃないですか!」

ブラック「だから悪用するなと言っているんだ。」

ブラック「いいか、カチカチ連打して撃ちまくればある程度の弾幕が張れる。」

ブラック「長押しをして、チャージすれば最大威力で打てるようになる。」

男「チャージには、どのぐらいの時間が掛かりますか?」

ブラック「約20秒間ほどだ。」

男「なるほど。」

ブラック「ロックバスターの説明は以上だ。」
0166名無しさん2014/07/06(日) 02:28:19.04ID:w77C17UI
ブラック「最後はこれだ、ワールド・クリエイター。」

男「せ、世界を作るって意味ですか?」

ブラック「そうだ……名前の通りのことができる。」

男「ほ、本当に世界を作ることができるのですか?」

ブラック「自分が想像した世界に行くことができる。」

ブラック「簡単に言うと脳からイメージを取り出して、想像の世界の空間を作り出し、その世界に入ることができる。」

男「凄過ぎる!!」

男(ということは、イヤリング官女のいる世界を僕が作り出すこともできるのか。)

ブラック「そして、その世界から何かを取って帰ってくることさえもできる。」

男「マジですか!!それなら!!」

ブラック「ん、どうかしたのか?」

男「あ、ああ、いいえ、別に驚いただけですよ。」

ブラック「そうか……。」

男「でも、なんでこれを使わないんですか?」

ブラック「どういう意味だ?」
0167名無しさん2014/07/06(日) 03:10:19.30ID:w77C17UI
男「これを使えば食べ物をいくらでも想像して取れるじゃないですか?」

男「条件の合う星だって想像して作り出すこともできるんじゃないですか?」

ゴールド「それができたら苦労はしねぇよ。」

男「どういうことなんですか?」

ゴールド「あのなぁ、コイツは1回使うだけでも精神力をかなり使うぜ。」

ゴールド「取ってくる物のサイズもデカければデカいほど、その分だけ体力も消耗する。」

ゴールド「惑星サイズにでもなれば持ち帰りは100%不可能だ、体が耐えられない。」

ゴールド「考えてみろよ、自分一人の力だけで星を動かせるかよ。」

ゴールド「たとえ、百億人いたって星を持ち上げられる訳がない。」

男「そうなんですか……すみません、簡単そうに言ってしまって……。」

ホワイト「気にしないで〜、誰だってそう考えるわよ。」

ホワイト「こうやって地道に探していれば、いつかは理想の星に出会えるわ。」

シルバー「そうですよ、男さん、ホワイトさんの言う通りですよ。」

男「ありがとうございます、ホワイトさん、シルバーさん。」

ホワイト「いえいえ。」

シルバー「どうも、こちらこそ。」

男「解説をありがとうございます、ゴールドさん。」

ゴールド「お、おぅ。」

ブラック「お取込み中で悪いがこれで最後の説明だ……。」

ブラック「これが一番大事な説明だからな、よく覚えとけよ。」

男「はい、ブラックさん。」
0168名無しさん2014/07/06(日) 03:48:53.94ID:w77C17UI
ブラック「このワールド・クリエイターを作動するときには……。」

ブラック「キツイと思うがバトルスーツを着用した方がいい……。」

ブラック「体力を何十倍に上げることができるからな……。」

ブラック「ただし、言い忘れていたが……バトルスーツは体力が限界を迎えると……。」

ブラック「自動的に装着が解除される……。」

ブラック「ワールド・クリエイターで作り出した世界でも体力は徐々に削られていく……。」

ブラック「よって、長時間の間、作り出した世界にいることはできない……。」

ブラック「何かを持ち帰っている途中だとしても体力に限界を迎えた場合は……。」

ブラック「強制的に手ぶらで元の世界へと帰される……。」

ブラック「あと、バトルスーツを装着しても精神力は強くはならない……。」

ブラック「バトルスーツの力でも心の強さは上げることができない……。」

ブラック「だから、最初は世界を作るのでさえ難しいと思う……。」
0169名無しさん2014/07/06(日) 11:54:58.69ID:w77C17UI
ブラック「まあ、今の君だったら大丈夫だろう。」

ブラック「時間は掛かりそうだが、直に使いこなせる筈だ。」

男「元の世界に帰るには、どうすればいいんですか?」

ブラック「ああ、元の世界に帰りたくなった時は……。」

ブラック「元の世界を強くイメージしろ……。」

ブラック「そうすれば空間に穴が開き、入れば戻れる……。」

ブラック「行きの場合でも同じだ、空間の穴をくぐればいい……。」

ブラック「そして、これを使った後のダメージは大きいぞ……。」

ブラック「回復に個人差はあるが、最低でも12時間近くは昏睡状態になる……。」

ブラック「行きに成功した場合は、その世界ではダメージは軽いが……。」

ブラック「戻ってきたときに、蓄積された分が一気に体へ襲い掛かるぞ……。」

男「つまり……成功しようと失敗しようと、肉体と精神に大きな負担を掛けるってことですか。」

ブラック「そうだ、多かれ少なかれダメージは必ずに起こる……。」

ブラック「最後に教えるのは、不具合が起きた場合についてだ……。」

男「不具合?」
0170名無しさん2014/07/06(日) 12:19:45.75ID:w77C17UI
ブラック「たまにだが、取って帰ってきた物が従来と違う物になる場合がある……。」

男「それって……どういう意味ですか?」

ブラック「簡単に例えれば、向こうの世界から食べ物を取ってきたとする……。」

ブラック「見た目はとても美味しそうな食べ物だ……。」

ブラック「だが、それが形だけでなにも味や栄養がなかったらどうする?」

男「それじゃあ、食べる意味がないじゃないですか。」

ブラック「そうだ、意味がない……。」

ブラック「想像した物と違う場合があるから気をつけろよ……。」

男「はい。」

ブラック「ついでに、元の世界に取ってきた物を返すこともできる……。」

ブラック「取ってきた対象物の元にいた世界をイメージして空間の穴を開き……。」

ブラック「そこに放り込めばいい、そうすれば対象物は勝手に元の世界へと帰って行く……。」

男「このワールド・クリエイターも万能ではないんですね……。」

ブラック「これはまだまだ、試作品の段階だからな……。」

男「エッ!……そ、そうなんですか?」

ブラック「ああ、そうだ。」
0171名無しさん2014/07/06(日) 12:54:34.35ID:w77C17UI
ブラック「マウス星ではこれと同じ物が二千個ほどある……。」

男「そ、そんなにあるんですか!!」

ブラック「星の人口に比べれば全然、多くはない……。」

ブラック「これを作るには特別な材料と特殊な製造が必要なんだ……。」

ブラック「これ以上は量産できない……。」

ブラック「だから、これは我々のような軍隊が所有している……。」

ブラック「一度に多くを集めて保管していたら、万が一盗まれて各地に広まったら収拾がつかなくなる……。」

ブラック「誰でも簡単に使えて量産ができるぐらいになるまでは……。」

ブラック「こうやって1チーム1個で我々が軍隊が管理しているんだが……。」

ブラック「まさか、こんなことになるなんてな……。」

男「本当に……僕に渡してもいいんですか……皆さん……決まりを破ってまで……。」

ブラック「気にするな……我々の友情の証とでもして受け取ってくれ。」

シルバー「大変です!もう時間がないですよ、ブラックさん。」

ブラック「ああ、もっと説明することは山ほどあるのだが……仕方がない……。」

ブラック「すまない、残りの使い方は君一人で見つけてくれないか……。」

ブラウン「いや、その心配はない。」

ブラウンが機械室から戻ってきた。
手には本のような物を持っている。
0172名無しさん2014/07/06(日) 13:21:24.84ID:w77C17UI
男「ブラウンさん、それは……。」

ブラウン「この道具一式の説明書だ。」

ブラウン「だが、このままでは君がマウス星の字を読めないから……。」

ブラウン「機械室でこの星の言語、日本語に訳しておいたよ。」

男「あ、ありがとうございます。」

ブラック「お前、いつの間にそんな物を作ったんだ?」

ブラウン「お前は口下手だからな、説明不足が出ないようにだ。」

ブラック「悪かったな、説明不足で……。」

男「そんなことないですよ、ブラックさんの説明が詳しくて助かりました。」

ブラック「男……。」

ブラウン「まあまあ、これで大丈夫だ。」

ブラウン「だけど、翻訳には骨が折れたよ、君の星の言語は共通言語じゃないからね。」

男「すみません、余計な心配掛けさせちゃって……。」

ブラウン「いいんだ、違いがあることだって悪い事なんかじゃない。」

ブラウン「むしろ、お互いの違いを尊重して認め合うべきだと思う。」

男「僕もそう思います……。」

ブラウン「さて、もう時間がない。」

ブラウン「これを全て君に託す、くれぐれも悪事には使わないでくれよ……。」

男「はい、自分と皆さんに約束しましたから。」

ブラウン「絶対にだぞ。」

ブラウン「さてと、お別れだ……。」

男「ブラウンさん……。」
0173名無しさん2014/07/06(日) 14:10:52.32ID:w77C17UI
ブラウン「男君、君に会えて嬉しかったよ。」

男「僕も皆さんに会えて嬉しかったです、ブラウンさん。」

ブラック「こんなに人と話したのは久しぶりだな。」

男「丁寧なご説明をありがとうございました、ブラックさん。」

ブラック「オイオイ、それは口下手な俺への皮肉かい。」

男「あ、いえ、そんなつもりじゃ……。」

ブラック「フッ、冗談だ。」

ホワイト「私達のこと、絶対に忘れないでよ。」

男「忘れることなんてありえませんよ、ホワイトさん。」

ホワイト「そうよね、私も忘れるなんて無理だわ。」

シルバー「僕、男さんのこと……カッコイイって思いました。」

男「僕が……ですか?」

シルバー「一人の女性を、今までずっと愛し続けたんですよね。」

シルバー「それって、男してカッコイイじゃないですか。」

男「ありがとう……シルバーさん。」

ホワイト「そうよ、もっと胸を張っていなさいよ。」

ホワイト「男君にはその資格があるわ。」

ホワイト「足りないのは自信だけよ。」

男「はい、確かにそうですよね。」

ホワイト「男君の夢……叶えられるといいわね。」

シルバー「無責任な言い方ですけど……頑張ってください、男さん。」

ホワイト「彼女ができたら大切にしてあげるのよ。」

男「はい、頑張ります!」

ホワイト「アンタはなにも言わなくていいの?」

ゴールド「…………。」
0174名無しさん2014/07/06(日) 14:53:37.10ID:w77C17UI
男「あの、すいません……ゴールドさん、話を長引かせちゃって……。」

ゴールド「…………。」

ホワイト「気にしないで、前からコイツはこんな感じだから。」

ゴールド「黙れ!ホワイト!」

ゴールド「オイ!!男!!」

男「は、はい。」

ゴールド「お前、絶対に俺らのことを周りの奴らに話すなよ。」

ゴールド「それに変なことに力を使うんじゃねぇぞ。」

男「はい、わかってます。」

ゴールド「最後に…………。」
0175名無しさん2014/07/06(日) 14:54:39.09ID:w77C17UI
ゴールド「…………頑張れよ。」

男「う、うん。」

シルバー「ゴールドさん……。」

ホワイト「アンタも良いこと言うじゃん。」

ゴールド「うるさい!ただ俺は……。」

ホワイト「ただ俺は?」

ゴールド「ウジウジしている奴は嫌いなだけなんだよ!!」

ゴールド「だからシルバー、お前もあまりウジウジすんなよ!!」

シルバー「は、はい、了解しました。」

ゴールド「別にそんなにかしこまらなくてもいいんだよ。」

シルバー「エッ…。」

ゴールド「俺はな、こういう態度でしか人と向き合えないだけなんだよ。」

ゴールド「お前や皆が嫌いなわけじゃない。」

ゴールド「だから、気にしないでくれ。」

シルバー「ゴールドさん……。」

ブラック「お前……フッ……シャイなだけだな……。」

ゴールド「笑うんじゃねぇ!!ブラック!!」

ホワイト「まあまあ、照れない照れない♪。」

ゴールド「ホワイト!!てめぇ…!」

ブラウン「はいはい、そこまでにしとけよ。」

ブラウン「この続きはマウス星に帰ってからでも遅くはない。」
0176名無しさん2014/07/06(日) 15:41:01.92ID:w77C17UI
彼らは外に出た。時刻は4時30分頃
空が黒から青へと変わり、微かに太陽の光が見える
海の向こうの国では、もうオレンジの色の朝を迎えているのだろうか。

ブラウン「君の記憶は消さない、そしてこれを使って君の夢を叶えてくれ。」

ブラック「お互い、未来に向かって任務を果たそう……。」

ホワイト「またいつか、会えるといいわね。」

ゴールド「俺達との約束を破んじゃねぇぞ!!」

シルバー「頑張ってください、僕らも必ず新しい星を見つけ出してみせます。」

男「僕は辛い過去を変えられなくても、未来がどんなに厳しくても……。」

男「必ず希望は捨てないことにします。」

男「皆さんのおかげです、本当にありがとうございました。」

5人「「「おう!!」」」

6人は固い握手を交わした。
お互いの心に希望の輝きが煌めきはじめた。
もう、恐れるものは何もない。
0177名無しさん2014/07/06(日) 16:10:08.21ID:w77C17UI
ブラウン「では、さらばだ!!」

ブラウンは男にケースを渡し、宇宙船へと戻って行く。

ブラック「元気でな……。」

ブラックも彼に続く。

ホワイト「バイバ〜イ。」

ゴールド「じゃあな!!」

シルバー「さようなら!男さん!」

ホワイト、ゴールド、シルバーも男に別れを告げた。

男「皆さんのことは!!絶対に忘れません!!」

男は叫びながら彼らを見送る。
その目には決意が宿っていた。

男「必ず!!全てを守ります!!」

男「約束も!!優しさも!!希望も守ります!!」

男「だから安心してください!!」

男「皆さんも頑張ってください!!いつまでも応援しますから!!」

男「本当にありがとうございました!!!」

男の決意の雄叫びと感謝の気持ちを受け止めた5人は
後ろを向きながらも手を上げて、指十字を作り彼にYELLを送った。

男「GOOD LUCK……。」

男もそれに応じて、彼らに同じハンドサインを送った。
たとえ、後ろからは見えなくても心にはきっと届く。

彼らは名残惜しそうに手を下ろし、宇宙船の中へと戻って行った。
0178名無しさん2014/07/06(日) 16:22:39.01ID:w77C17UI
シャッターがガラガラと閉まり、宇宙船の内部で確認作業が始まった。

ブラウン「「防御カプセルは異常なしだ。」

ゴールド「燃料タンクは大して減ってないぜ、異常なしだな。」

ブラック「スピード装置、コントロール装置……共に異常なしだ。」

ホワイト「パワーエンジンとバリア装置も異常ないわよ。」

シルバー「レーダーや計器、その他諸々も大丈夫です。」

ゴールド「お前、行きの時とは変わったな。」

シルバー「僕も男さんと同じように変わります。」

シルバー「これからは堂々といきますよ、ゴールドさん。」

ゴールド「そ、そうか、それは良いことだな……。」

ブラック「フッ、安全確認終了だ……ブラウン。」

ブラウン「よし、全員防御カプセルに入ってくれ、出発だ。」
0179名無しさん2014/07/06(日) 17:06:06.22ID:w77C17UI
全員がカプセルに入り込み、プシュー、パタンと蓋が閉じた
カプセルにロックが掛かり、スリープガスが流れ出した。
5人の意識が薄れていく……。

5人「さようなら、地球……。」

5人「さようなら、男……。」

一方、宇宙船から少し離れた場所で、男が彼らの帰還を見守っていた。

男「宇宙船の形が変わっていく……。」

ウィーン…ウィーン…ウィーン…。

戦闘機型から四角い形状に変化した宇宙船は
軽いエンジン音を上げ宙に浮かび上がった。

男「行っちゃうんだね……皆さん。」

宇宙船の周りにバチバチと火花が散り始める。

男「皆さん!!またいつか、会いましょうね〜!!!」

その別れの叫びが出発の合図だったかのように
宇宙船は光の塊に包まれた。
そしてバチッと音がしたかと思うと、一瞬で宇宙の彼方に飛んで行ってしまった。

男「早っ!!流石だな、確かに凄い科学力だ。」

男「あっという間に……行っちまった……。」

男は素直な感想をつぶやきながら
彼らが去って行った方角の空を眺めた。

眩しい朝日が町を眠りから目覚めさせる。

男は彼らから託されたケースを強く、胸に抱え込んだ。

男(絶対にやり遂げてみせる!!)

男(何が何でも……絶対にだ……。)

男は彼らとの別れの寂しさを噛みしめて
彼らのくれたチャンスを無駄にしないために……。

夢を叶える決意をさらに強くした。
0180名無しさん2014/07/06(日) 17:28:01.86ID:w77C17UI
?「オイ、お前。」

男「!?」

不意に背後から声がして男は縮み上がる。
あまりの驚きに声が一切出ない。

声は出ないが、頭の中で言葉が湧き出す。

男(誰だ!!一体何者だ!!)

男(もしかすると、よく映画である黒服の人達がいるのか?)

男(宇宙人の秘密を教えろとか言われて何処かに連れて行かれるかもしれない。)

男(そうなったら、これを盗られる。)

男(ヤバイヤバイヤバイヤバイヤバイヤバイ。)

男の変な想像力が悪い方に傾く。

しかし、男は悪いビジョンを掻き消した。

男(いや、悪く考えちゃ駄目だ。)

男(そんな映画みたいなことがあるわけがない。)

男(まあ、宇宙人から世界を作り出すものを与えられたことも、現実にはありえないが……。)

男(…………。)

男(とりあえず……後ろにいるのは誰かを……確認をしよう……。)

男がカラクリ仕掛けの人形のように
ガクガクと震えながら、後ろに振り向いた。

そこには…………。
0181名無しさん@ピンキー2014/07/07(月) 19:27:02.42ID:???
>>180
執筆お疲れさまです。先日金曜から18話配信でイヤリング官女の黒髪攻撃が最大限に発揮される楽しみとキバレンジャーによって倒されるという悲しさが入り交じってます。
しかしイヤリング官女への思いは不変でありますよ。次回の更新も楽しみにしてます。
0183名無しさん2014/07/08(火) 14:15:03.88ID:SeA5Z37j
そこには、友人が立っていた。

男「ゆ、ゆ、友人!?」

友人「や、やっぱり男じゃん。」

男「ど、どうしてここに!?」

友人「い、いや、朝日を眺めにだけど……。」

男「なんでわざわざ朝日を眺めに?」

友人「ほ、ほら、俺達よく裏山に来て景色を眺めていたじゃん。」

友人「夕焼けとか、星空とかさ。」

友人「でも、まだ朝日は見たことがなかったな、と思って。」

友人「思い立ったが吉日で見にきたら、なぜかお前がいて。」

友人「お前が驚いた声を上げるもんだから、こっちまで驚かされて。」

友人「今に至るわけなんだが……。」

男「そ、そうなの……。」
0184名無しさん2014/07/08(火) 14:43:04.00ID:SeA5Z37j
友人「じゃあ、お前はどうしてここに?」

男「えーと、その〜。」

友人「朝早くから仕事があるんじゃなかったっけ?」

男「そ、それは平気、まだ時間に余裕はあるし。」

友人「ふ〜ん、で、どれぐらい前からここに来てた?」

男「30分ぐらい前にかな……。」

友人「何をしにここに来た?」

男「ああ…その…うーん……。」

男(参ったなぁ、正直に話すわけにはいかないからなぁ……。)

男(なんて言えばいいんだろう……仕方がない……。)

男「俺も朝日を見に来たのさ。」

男(すまんな、友人……嘘はいかんけど……ブラウンさん達との約束したからね……。)

友人「へぇー、奇遇だな。」

男「これって運命かも?」

友人「ハハッ、そういう言い方やめろよ、気持ちわりぃな。」

男「アハハ、ごめんごめん。」

友人「あのさ、さっきから気になるんだけどそのケースは何?」

男「ウッ!?」
0185名無しさん2014/07/08(火) 14:55:16.98ID:SeA5Z37j
男「……これのこと?」

友人「そう、お前が今、大事そうに抱きしめているやつ。」

男「これですか〜、これはね〜……。」

男(うわあああああ、でたよ、この質問……。)

男(答えられるわけないよ……急いで隠しておけばよかった……。)

男(こうなったら、話を逸らすしかないな……。)

男「あっ、朝日が見えてきたよ。」

友人「おっ、本当だ。」

男(よし、いいぞ。)

朝日が遠くの山の向こう側から射している。
0186名無しさん2014/07/08(火) 15:43:29.05ID:SeA5Z37j
男「はぇー、綺麗だな……。」

友人「そうだな。」

話を誤魔化すために言ったのだが、男は朝日に見とれてしまった。

見下ろした町並みがゆっくりと光へと包まれていく。
目に眩しいような光ではなく、ぼんやりとした優しい光……。
それは裏山も照らしはじめた。

男「あったかいな……。」

友人「おお、体に染み込んでいくようだな……。」

近くから鳥のさえずりが聞こえる。

男「友人、もしも……。」

友人「ん、どうした?」

男「俺には好きな人がいる、って言ったら笑うか?」

友人「え、なんだよ急に……。」

男「いや、別になんでもない……冗談だよ。」

友人「…………。」

男「呆れたのか?……。」

友人「いいや、俺は応援するよ……。」

男「お前……。」

友人「俺な、実はお前に言いたいことがあるんだ……。」

男「え、何だよ一体。」
0187名無しさん2014/07/08(火) 16:05:14.94ID:SeA5Z37j
友人「実は俺さ、お前と同じタイプなんだ。」

男「同じって?」

友人「性格がだよ、引っ込み思案な所がさ、お前と似ているんだ……。」

男「俺は確かにそうだけど……お前はそんなことないだろ、お前は友達も多いんだし……。」

友人「本当に友達と言い切れる人は少ないよ。」

男「えっ?」

友人「家族と彼女とお前を入れて数人ぐらいしかないよ、本音が言えるのは……。」

男「何言ってんの?」

友人「俺さ、意外に見えるかもしれないけど、賑やかなのは苦手なんだ……。」

友人「それと、俺は都合のいい奴が嫌いなんだ……。」

男「どういうことなの……。」
0188名無しさん2014/07/08(火) 16:29:17.96ID:SeA5Z37j
友人「俺……会社では都合よく使われているんだ……。」

男「え、でも昨日はいい会社だって……。」

友人「見栄を張っただけだよ……。」

友人「給料だって高くならないし、面倒な仕事ばかり押し付けられる。」

男「そうだったんだ……。」

男(正社員もいろいろと大変なんだな……。)

友人「学生時代もお前と他の奴、数人ぐらいだよ……。」

友人「一緒に遊んでいたのは……。」

友人「残りの全員からは、いいようにされたよ……。」

友人「サンドバックにされたり、財布になったりしたよ……。」

男「友人!?お前……それって、イジメじゃねぇか!!」

友人「そうだな……。」

男「なんで教えてくれなかったんだ!!俺でも少しは助けられたかもしれないのに!!」

友人「お前に迷惑を掛けたくなかったんだ。」

男「すまない、お前が大変な時に気づいてやれなくて……。」

友人「いいんだ、もう過ぎたことだ……。」
0189名無しさん2014/07/09(水) 13:34:19.61ID:x6heg/a6
男には大変なショックだった。

友人は会社の正社員で友達が大勢、おまけに彼女持ちという勝ち組。
悩みなんて一つもない人だと思ったのに。
本当はこんなに辛い思いを陰でしていたなんて……。

友人が辛い時になにもしてやれなかった自分が……。
いや、何も知らないでただただ羨ましがっていた自分が腹立たしい。

男(俺の見えないところでコイツは辛い思いをしていたなんて……。)

男(俺……友人のこと……心のどこかで……嫉妬してた……。)

男(いいな〜、お前は人生楽しそうで、とか思って……。)

男(友人の幸せを、素直に祝えずに……妬んでいたんだ。)

男(なんて、僕は最低な人間なんだ!!)
0190名無しさん2014/07/09(水) 13:50:23.53ID:x6heg/a6
友人「俺さぁ、会社辞めようかなって思うんだ……。」

男「そうなんだ……。」

友人「うん、別にやりたい仕事でもなかったし。」

友人「このご時勢、正社員になれるだけでもありがたいけど。」

友人「このまま残業ばかりしてたら、俺の体が持たないよ。」

友人「働くってさ、金を貰うこと以外になんの意味があるんだろうね……。」

男「会社を辞めたらどうするんだ。」

友人「こっちに帰ってこようかなって考えてる。」

男「家族にはこのこと、話したのか。」

友人「いや、まだ話していない……。」

男「お前には彼女がいるんだろ、彼女はどうするんだ。」

友人「彼女とは、デートをする日に会うから、その時に別れるつもりだ。」

男「……ハァ?」
0191名無しさん2014/07/09(水) 14:10:09.31ID:x6heg/a6
男「どうして……別れるんだ。」

友人「仕事を辞めたら、収入が0になるし別の仕事を見つけるにしても就職難だろ。」

友人「彼女にお金や将来の心配は掛けたくない。」

友人「まだ1年ぐらいしか付き合ってないけど。」

友人「結婚する気がお互いあったんだ、そろそろかなって……。」

友人「でもしなくてよかったよ、彼女に×を付けずにすんだ。」

男「お前、平気なのかよ……。」

友人「大丈夫だよ、彼女はまだ若いし可愛いから平気だよ。」

友人「きっと、他の相手が見つか――」

男「彼女のこと言ってんじゃなくて、お前のこと言ってんだよ!!」
0192名無しさん2014/07/09(水) 14:33:19.00ID:x6heg/a6
男「お前は別れてもいいのかよ!!彼女のことが好きなんじゃないのかよ!!」

友人「彼女のことは好きだよ……でも、仕方がないだろ。」

友人「これも彼女のためなんだよ。」

男「バカヤロー!!」

友人「えっ!?」

男「彼女が本当に好きならなぁ……そんなくだらないことで別れるんじゃねぇよ!!」

男「お前はもっと自分と大切な人を大事にしろよ!!」

友人「……簡単な風に言いやがって……。」

友人「ふざけんな!!お前に何がわかる!!」

友人「俺だってな、もっとやりたかった仕事に就いて!!」

友人「イジメられたり、雑用を押し付けられたりすることなんかなくて!!」

友人「もっと充実した人生を送りたかったよ!!」

男「諦めるなよぉ!!」

男「俺だって叶わなかった夢があるんだ!!」

友人「なんなんだよ!!その夢ってのは!!」
0193名無しさん2014/07/09(水) 14:54:47.31ID:x6heg/a6
男(あ、やべぇ、架空の人物を愛しているなんて恥ずかしくて言えねぇ。)

男「でも、それが叶いそうなんだよ!!」

友人「だから何が叶うんだよ!!」

男「だから、お前も最後まで希望を捨てるな!!」

友人「俺の質問に答えてくれよ!!」

男「諦めたら絶対に後悔するから!!」

友人「ちょっと待って。」

男「人を愛する優しさを失ってはいけない!!」

友人「頼む、俺の質問に――」

男「金と仕事がなんだ、彼女に相談してもないくせに決め付けるな!!」

友人「オイ、落ち着――」

男「俺もお前のことを今日から全力でバックアップしてやる!!」

友人「あの――。」

男「辛いことがあったらなんでも相談してくれ、お前の力になりたい!!」

友人「…………。」

男「頑張れ友人、君には明るい未来が待っている!!」

友人「…………。」
0194名無しさん2014/07/09(水) 21:57:55.62ID:NwIfO6hZ
男「あ、ごめん……。」

友人「…………。」

男「いろいろと簡単に言っちまって……。」

友人「ああ……お前の言いたいことはわかったよ。」

男「えっ、本当に?」

友人「わかったけど、納得はできない。」

男「どうして?」

友人「お前の考え方は俺には理解できない。」

友人「夢とか希望とかいう不確定なものを信じられない。」

友人「これから未来がどうなるかなんて誰にも予測できない……。」

友人「夢だって必ずしも、叶うわけではない……。」

友人「結局、俺はお前の言う、明るい未来を信じたらいいのか分からない……。」

男「じゃあ、どうすればお前は明るい未来を信じられる?」

男「明るい未来を諦めない気持ちを捨てなくて済む?」

友人「…………。」

友人「そうだな……一つ提案がある。」
0195名無しさん2014/07/09(水) 22:11:03.63ID:NwIfO6hZ
友人「お前さっきさ、叶いそうな夢があるって言ったよな。」

男「あ、ああ……。」

友人「どんな夢が叶うんだ?」

男「それは……うまく説明できない……。」

友人「ハァ?なにそれ?」

男「すまん……。」

友人「じゃあいいよ、どのぐらいすごい夢が叶うのか。」

友人「簡単でいいから、具体的に説明してくれよ。」

男「……俺が結婚できるぐらい。」

友人「マジで!?」

男「うまくいけばだけど……。」

友人「へぇー、お前がか……ハハッ。」

男「な、なにが可笑しいんだよ。」

友人「……よし、決めた。」

友人「それくらいすごいなら、この提案をしよう。」

男「どんな提案なんだ?」
0196名無しさん2014/07/09(水) 22:26:07.81ID:NwIfO6hZ
友人「お前がその夢を叶えられたら、俺も未来を諦めない。」

友人「それが、俺からの提案だ。」

男「もしも、できなかったら……どうするんだ?」

友人「そしたら俺は……もう一生、一人で生き抜くつもりだ。」

友人「誰にも迷惑を掛けたくないしし、利用されたくもないからな。」

男「そんな……。」

友人「どうだ、乗るか。」

男「極端すぎないか、もう少し冷静に――」

友人「提案に乗るか、乗らないのかを聞いているんだ。」

男「…………。」

友人「無理なのか?」
0197名無しさん2014/07/09(水) 22:48:23.39ID:NwIfO6hZ
男「……いいぜ。」

男「乗った!!お前の挑戦を受けてやるよ!!」

男「お前にも、諦めない心ってやつを教えてやる!!」

友人「で、いつまでに教えてくれるんだ?」

男「そいつは……時間が掛かりそうだ。」

友人「よし……3ヶ月ぐらいまでなら待ってもいい。」

友人「それまでなら、俺は待ってやる……。」

友人「ただし、それ以降は……GAMEOVERだ。」

男「……3ヶ月だな。」

友人「足りないのか?残念だが、これ以上は待てない。」

男「いや、十分だ。」

友人「よし、契約成立だな。」

男「OK、異議なし。」
0198名無しさん2014/07/09(水) 23:07:57.69ID:NwIfO6hZ
友人「フッ……せいぜい夢に向かって、頑張ってくれたまえ。」

男「ハハッ、お前こそ……お仕事頑張れよ〜。」

友人「あれ、そういえばお前は今日仕事があるんじゃなかったけ……。」

男「ゲェッ、忘れてた……まだ間に合うかな?」

友人「俺に聞くな、時計を見ろよ。」

男「だよな……おっ、まだ少し余裕があるな。」

友人「なぁ、時間があるならもう少し景色でも見ないか?」

友人「こんな輝かしい町並みを見たのは初めてだ。」

男「賛成、俺も同じ気分だ。」

男(やれやれ、このケースのことはバレずに済んだか……。)
0199名無しさん2014/07/09(水) 23:37:35.39ID:NwIfO6hZ
友人「でさ、お前の持っているそのケースは何?」

男(ギクッ!?やっぱり聞いちゃうのか……。)

男「これは……秘密だよ。」

友人「え〜、俺達は友達だ、隠し事なんかするなよ。」

男「お前だって隠し事してただろ。」

友人「それとこれとは理由が違うだろ……。」

男「まあまあ、そのうち教えてやるよ。」

友人「もったいぶんなよ。」

パタパタバサバサバタバタ

男「おっ、鳥たちが飛び立ちはじめた。」

友人「おお〜、本当だ。」

男(あぶねぇ〜、ナイスタイミングだ。)

男(ありがとう、裏山の鳥たちよ。)
0200名無しさん2014/07/10(木) 00:00:43.37ID:pKok3VTV
鳥たちが青く染まりはじめた空にめがけて、次々と飛んでいく。
ほとばしる太陽の光を浴びながら……。

俺達にも輝かしい未来が待っていることを願いたい……。

いや、未来は自分で掴み取るものだ。

俺が言っても説得力ないかもしれないけど
最後まで希望はあるんだって、友人には教えてやるんだ。

夢と希望は絶対ではないけれど、諦めたら本当におしまいなんだって……。

俺の心も鳥のように青空を舞いたくなる。

男(絶対に全ての約束を守りきってやる。)

男(待ってろよ……イヤリング官女。)

男(君を必ず……俺の嫁にしてみせる。)

俺の人生はまだまだ始まったばかりだ。
0201名無しさん2014/07/10(木) 00:33:51.90ID:pKok3VTV
こんばんは、>>182さん

返信が遅れてしまって、どうもすいませんでした。

家族がPCを使っていたのもので……。
早く自分専用のPCが買いたいです……。

支援のイラスト、ありがとうございました。
あなたが世界で一番イヤリング官女を
愛している人だと私は思います。

それに比べて私は文才がなさすぎです。

でも、これからが大事です。

私の勝手な創作部分は、誰にどうけなされようと気にはしませんが
「五星戦隊 ダイレンジャー」の世界に行く時は
今のままの文章校正や表現では失礼なので
他の創作サイトなどで、しばらく勉強をしてきます。

それまでは、拙い内容ですがよろしくお願いします。
0202名無しさん2014/07/10(木) 00:50:31.97ID:pKok3VTV
>>182さん

ニコニコ動画で17話と18話を見ました。

イヤリング官女、すごく綺麗でしたね。
退場が早いのは残念ですけど……。

でも、あなたのイラストがたくさん見れて良かったです。
これからも応援させていただきます。
0203名無しさん2014/07/10(木) 01:49:48.21ID:pKok3VTV
時刻は現在2時、暑さがピークを迎えるころ。
男は歯を食いしばりながら引っ越しのバイトをしていた。

男(ああ、早く帰って力を試してみたい……)

男が野心に燃えるころ。

友人は海へと来ていた。
波の音と海鳥の声が心地よい、港のテトラポットの上で

友人「帰りたくないなぁ……」

と彼は悲しくつぶやいた。

そして、宇宙では……。
0204名無しさん2014/07/10(木) 12:12:01.85ID:pKok3VTV
ゲンシ「帰還するのが、随分と遅かったじゃないか」

5人「…………」

ゲンシ「理由を教えてくれ」

ブラウン「はい、その星の者に姿を見られてしまいました」

ゲンシ「なに!?……隠蔽工作はしたのか?」

ブラウン「いいえ、彼とは友好的な関係を結んだため、記憶を消すなどの処置は一切していません」

ゲンシ「彼ってことは……交流したのは一人だけか?」

ブラウン「はい、そうです」

ゲンシ「……それで、その星の科学力水準はどれぐらいあったんだ」

ブラウン「はい、それにはご心配なく、我がマウス星には遠く及びません」

ブラウン「彼の話によると、我々の持つ宇宙船や兵器レベルのものは存在していないようです」

ゲンシ「その話に偽りはないか?」

ブラウン「はい、我々が調べたところ、本当のようです」

ゲンシ「そうか、ならいいんだ」

ゲンシ「友好的な関係なら築いたって悪くはない」

ゲンシ「星同士で争いを起こす引き金にならなければいい」

ゲンシ「じゃあ、もう帰っていいぞ、ゆっくり休んでこい」

ブラウン「すいませんがもう一つ、ご報告があります」

ゲンシ「なんだ?」

ブラウン「バトルスーツとバトルアイテム」

ブラウン「そして、ワールド・クリエイター・セットをその星の者に」

ブラウン「友好の証として贈呈いたしました」

ゲンシ「なんだって!? まさか、アレを他の星の者に渡しただと……」
0205名無しさん2014/07/10(木) 12:28:58.00ID:pKok3VTV
ゲンシ「それは規則違反だぞ!!」

ゲンシ「それにあんな物騒なものを渡したら、その星で争いが起こるかもしれないぞ!!」

ブラウン「規則違反なのは全員承知です」

ブラウン「ですが、彼には約束をしました」

ブラウン「我々の存在やアレの力を他の者に話さないことと」

ブラウン「アレの力を悪事には利用しないという約束です」

ゲンシ「だが、人の心の奥が目に見えるわけではない」

ゲンシ「もしかしたら、嘘かもしれないぞ」

ブラウン「確かに、彼が絶対に約束を守るという保証はありません」

ブラウン「だけど、私は彼を信じます」

ブラウン「彼の心に嘘はないと信じます」

ブラウン「きっと、彼も私のことを信じています」

ブラウン「お互いが信頼している限り、誓いは守られます」

ブラウン「それが……私が彼を信じる理由です」

ゲンシ「ブラウン……」
0206名無しさん2014/07/10(木) 12:39:26.95ID:pKok3VTV
ブラック「私も……信じます」

ホワイト「私もです」

シルバー「私も彼のことを信じます」

ゴールド「俺も……間違えた、私も信じます」

ゲンシ「お前たち…………」

ブラウン「軍法会議での処分の覚悟は全員できています」

ゲンシ「…………」

ブラウン「ご決断をお願いします」

ゲンシ「…………」

ゲンシ「よし、いいだろう」

ゲンシ「……私も君たちと同じようにその星の者を信じたい」

ブラウン「……ありがとうございます」

ゲンシ「……ただし、一つだけ条件がある」

ブラウン「条件……ですか?」
0207名無しさん2014/07/10(木) 12:54:14.68ID:pKok3VTV
ゲンシ「3ヵ月後……もう一度、彼の様子を見てこい」

ゲンシ「彼がお前たちとの約束を守れているなら、私が上の者たちには問題はないと報告をする」

ブラウン「本当ですか!?」

ゲンシ「しかし、彼が約束が守れていなかった場合には……」

ゲンシ「お前たちを除隊処分にしなくてはいけない」

ホワイト「そんな……」

ブラック「こうなると予想はしていたがな……」

ゲンシ「今からなら、まだアレを取り返せば後戻りができるぞ」

ゲンシ「さあ、どうするんだ?」

ブラウン「…………」

ゲンシ「決意があるなら10秒で決めろ」

ゲンシ「10・9・8」

ゴールド「後戻りできるってよ……ブラウン」

シルバー「どうしますか、ブラウンさん……」
0208名無しさん2014/07/10(木) 13:10:55.48ID:pKok3VTV
ゲンシ「7・6・5」

ホワイト「リーダーでしょ、早く決めてよ!」

ブラック「オイ、お前ら3人も自分はどうするのかを考えておけ!」

ゲンシ「4・3」

ブラウン「よし……」

ブラン「決めたぞ……」

ゲンシ「2・1」

ブラウン「決めました!!」

ゲンシ「答えを聞く!!どちらの道を選んだんだ?」

ブラウン「3ヵ月後ですね……その条件でお願いします」

ゲンシ「本当にそれでいいんだな?」

ブラウン「はい、二言はありません」

ゲンシ「ブラウン以外の者はどうするんだ?」

ゲンシ「お前たちにも10秒やろうか?」

ブラック「いいえ、その時間は必要ありません」

ブラック「もう全員……決まっていますから」

ゲンシ「ほぅ……」

ゲンシ「では、順番に聞く……ブラック、お前の答えは!!」
0209名無しさん2014/07/10(木) 14:08:20.06ID:pKok3VTV
ブラック「私はブラウンと同じ気持ちです」

ブラック「覚悟はアレを渡したときにできています」

ゲンシ「よし……ホワイト、お前はどうしたい!!」

ホワイト「……私も決めたよ、その条件でOK」

ゲンシ「うむ……ゴールド、お前はどうなんだ!!」

ゴールド「正直言って、処分は受けたくないが……」

ゴールド「約束を破るのはもっと嫌だ」

ゴールド「俺もその条件で乗った!!」

ゲンシ「そうか……最後にシルバー、君に聞きたい」

ゲンシ「君はどうする」

シルバー「皆さんと同じ気持ちです!!」

シルバー「僕も男さんとの約束を信じます!!」

ゲンシ「お、おぅ……」

ゲンシ「男さんって誰なんだ?」

シルバー「地球で出会った人の名前です」

ゲンシ「地球っていうのは、お前たちが調査した星の名前か?」

シルバー「はい、そうです!!」
0210名無しさん2014/07/10(木) 15:16:26.43ID:pKok3VTV
ゲンシ「そうか、地球か……」

ゲンシ「よし、全員とも答えはこれでいいんだな!!」

5人「「「はい!!」」」

ゲンシ「では任務を与える……」

ゲンシ「3ヵ月後、地球に行け!!」」

ゲンシ「そして、その男って奴の本性を確かめてこい!!」

ゲンシ「上には俺が説明しとく……以上だ!!」

5人「「「ありがとうございました!!」」」

ゲンシ「最後に、シルバー」

シルバー「はい、なんでしょうか?」

ゲンシ「お前……いつからそんなにシャキッとするようになっちまったんだ?」

ゲンシ「調査に行く前までは、ナヨナヨしていたのに……」

シルバー「地球での出会いが、僕を変えてくれたんですよ」

ゲンシ「そ、そうなのか」

シルバー「はい、これからの僕は一味違いますよ」

シルバー「そうだ、皆さん、ゲンシ大佐に地球の話を聞いてもらいませんか?」

ホワイト「いいね、私も賛成」

ブラウン「私たちはいいんだが……ゲンシ大佐、あなたの予定は?」

ゲンシ「ちょうど退屈していたところさ……」
0211名無しさん2014/07/10(木) 15:19:55.14ID:pKok3VTV
ゲンシ「そうか、地球か……」

ゲンシ「よし、全員とも答えはこれでいいんだな!!」

5人「「「はい!!」」」

ゲンシ「では任務を与える……」

ゲンシ「3ヵ月後、地球に行け!!」」

ゲンシ「そして、その男って奴の本性を確かめてこい!!」

ゲンシ「上には俺が説明しとく……以上だ!!」

5人「「「ありがとうございました!!」」」

ゲンシ「最後に、シルバー」

シルバー「はい、なんでしょうか?」

ゲンシ「お前……いつからそんなにシャキッとするようになっちまったんだ?」

ゲンシ「調査に行く前までは、ナヨナヨしていたのに……」

シルバー「地球での出会いが、僕を変えてくれたんですよ」

ゲンシ「そ、そうなのか」

シルバー「はい、これからの僕は一味違いますよ」

ゲンシ「そ、そうか、よろしく頼むぞ」

シルバー「はい、よろしくお願いします」

シルバー「そうだ、皆さん!ゲンシ大佐に地球の話を聞いてもらいませんか?」

ホワイト「いいわね、私は賛成よ」

ブラウン「私もいいと思うが……ゲンシ大佐、あなたの予定は?」

ゲンシ「ちょうど退屈していたところさ……」
0212名無しさん2014/07/10(木) 15:20:46.58ID:pKok3VTV
ゲンシ「そうか、地球か……」

ゲンシ「よし、全員とも答えはこれでいいんだな!!」

5人「「「はい!!」」」

ゲンシ「では任務を与える……」

ゲンシ「3ヵ月後、地球に行け!!」」

ゲンシ「そして、その男って奴の本性を確かめてこい!!」

ゲンシ「上には俺が説明しとく……以上だ!!」

5人「「「ありがとうございました!!」」」

ゲンシ「最後に、シルバー」

シルバー「はい、なんでしょうか?」

ゲンシ「お前……いつからそんなにシャキッとするようになっちまったんだ?」

ゲンシ「調査に行く前までは、あんなにナヨナヨしていたのに……」

シルバー「地球での出会いが、僕を変えてくれたんです」

ゲンシ「そ、そうなのか」

シルバー「はい、これからの僕は一味違いますよ」

ゲンシ「そ、そうか、よろしく頼むぞ」

シルバー「はい、よろしくお願いします」

シルバー「そうだ、皆さん!ゲンシ大佐に地球の話を聞いてもらいませんか?」

ホワイト「いいわね、私は賛成よ」

ブラウン「私もいいと思うが……ゲンシ大佐、あなたの予定は?」

ゲンシ「ちょうど退屈していたところさ……」
0213名無しさん2014/07/10(木) 15:39:32.34ID:pKok3VTV
ゲンシ「わかった……話を聞いてやろう」

ゲンシ「だけど、できるだけ面白い話をしてくれよ」

ゲンシ「これ以上、俺を退屈にさせないでくれ」

ブラウン・ホワイト・シルバー「「はい!!」」

ブラック・ゴールド「「ハァ……はい」」

ゲンシ「じゃあ、誰から聞かせてくれるんだ?」

ブラウン「私から話します」

ゲンシ「俺を眠らせないでくれよ」

ブラウン「わかりました」

ブラウン「それでは、始めます」

ブラウン「最初、私たちが星に着いて――」

偶然にも同じ期間、3ヶ月間まで待つ条件の約束が
男の知らない遠い宇宙の彼方で、結ばれていたのだった……。
0214名無しさん2014/07/10(木) 17:34:56.44ID:pKok3VTV
男が仕事を終えたのは6時過ぎ頃だった。

男(友人は今頃、東京に帰っているんだろう……)

男(会社が辛いって言っていたけど、大丈夫かな……)

男(とりあえず、約束を果たせば、みんなハッピーになれる)

男(そのためにも、アレの使い方を早く練習しなくちゃ……)

友人を心配しながらも、男はやる気を胸に抱き、急いで帰路に向かっていった。
0215名無しさん2014/07/11(金) 23:15:20.64ID:o6KCTrkg
男は家に着くと、まず最初にシャワーを浴び
一日の労働で汗ばんだ体をさっぱりさせた。

次に、自分で作った適当な料理を食べ
汚れた服を洗濯機に放り込み、スイッチONで洗濯し
皿洗いなどの家事を済ませた。

ようやく一人暮らしのノルマを終え、あのケースを開く余裕ができた。
0216名無しさん2014/07/11(金) 23:30:18.49ID:o6KCTrkg
男「果たしてうまくいくのか……」

ケースを開くと、中にはブレスレットと説明書が入っている。

男「まずは、説明書を読むか……」ペラッ

男「フムフム……なるほど……」パラパラ

男「へぇー、こうなっているのか……」パラパラ

男は説明書の内容を1時間ほどかけて頭に叩き込んだ。
そして、最後の1ページを読み終えると……。

男「……ありがとうございました、皆さん」

男「これで、使い方は一通りはわかりました」

男「次は、実際に使い方を試してみるか」

男はケースからブレスレットを取り出し、右手首に装着した。

男「最初はコイツだ……」

男「出てこい、バトルスーツ」
0217名無しさん2014/07/11(金) 23:42:38.44ID:o6KCTrkg
男がそう呼ぶと、ブレスレットが光り
中からバトルスーツが出て来た。

男「バトルスーツは、呼び出すだけでは意味がない……」

男「ブレスレットから出すときは、スーツの点検確認の時ぐらいらしいが……」

男「戻れ、バトルスーツ」

そういうと、スーツはブレスレットに収納された。

男「こうすれば……」

男「変身!!」
0218名無しさん2014/07/12(土) 00:08:04.85ID:5mm9wIC6
そう叫んだ瞬間、男の体は光に包まれた。

男「ウワッ!!」

男は突然の光に驚き、目を瞑る。

男「……ビックリしたぁ、でもこれで……」

男「いいはずなんだ……」

男は目を開けた。
ちょうど、目の前には鏡があった。

男「……驚いたなぁ」

男は鏡に映った姿が自分の姿ではないような気がした。
それが何故か、というと

男の体は、彼が目を瞑っていた僅かな間に

全身が白と黒を基調としたスーツに覆われ
頭にヘルメット、腹部や背中にプロテクター
手にはレザーの手袋、足にはシューズが装着されていたからだ。
0219名無しさん2014/07/12(土) 00:18:08.89ID:5mm9wIC6
男「本当に……変身できたんだ」

男「説明書には、装着する想像をしながら、その決意を声に出すことで」

男「ブレスレットから、自動的にスーツが飛び出し」

男「パーツを一瞬のうちに体を纏ってくれる……」

男「説明書にはそう書いてあったけど、こんなに変身するのは早いのか……」
0220名無しさん2014/07/12(土) 00:35:03.78ID:5mm9wIC6
男「なんだか、全身に力が溢れるような気分だが……」

男「本格的にバトルスーツを試すのは、明日にしよう」

男「まだ力の加減がよくわからない……」

男「勢い余って何かを壊したりでもしたら大変だ……」

男「バトルアイテムの使用も明日にまわそう」

男「狭い室内で刃や棒を出すわけにはいかないし……」

男「ましてや、銃なんかはここで試し撃ちをするわけにはいかないし……」

男「じゃあ、残ったやつで試すことのできるのは盾とワールド・クリエイター……」

男「……そういえば、一番大事なのはワールド・クリエイターだよな」

男「なんてったって、コレが使えなきゃ何の意味もないんだからな……」

男「……やってみるか」
0221名無しさん2014/07/12(土) 00:42:44.35ID:5mm9wIC6
男はブレスレットからワールド・クリエイターを呼び出した。

男「最初にコレを装着して」カチッ

男「電源をつける」ポチ

ウィーン、プシュー……。

男「よし、ここまではOK……」

男「……問題はここからだ……」

男「ここからが難しい……」

男「世界を作るのが……」
0222名無しさん2014/07/12(土) 00:57:36.95ID:5mm9wIC6
男「じゃあ、俺の部屋だけが存在する世界を想像して」

男「適当なものを取ってくることにしよう」

男「最初は簡単な世界から練習しましょうって説明書にも書いてあるし」

男「まあ、俺の部屋だけが存在する世界も、ある意味すごい世界だけど……」

男「そのぐらいの世界なら、なんとか作れるかな?」

そうお気楽に判断したのが間違いだった。
0223名無しさん2014/07/12(土) 02:28:20.81ID:5mm9wIC6
男「ワールド・クリエイター起動!!」

ウィーン、プシュー

男(俺の部屋だけが存在する世界…俺の部屋だけが存在する世界…
  俺の部屋だけが存在する世界…俺の部屋だけが存在する世界…
  俺の部屋だけが存在する世界…俺の部屋だけが存在する世界…)

男が強く念じ続けると、ワールド・クリエイターに創造する世界のイメージが伝わった。

キュイイイイインと機械が叫び、頭上で火花がスパークし始め
やがて、白と黒の霧が吹き出て、じわじわと穴が開き始めた。

男「やったぞ!あの穴をくぐれば成功だ!」

男が確信したそのとき――
0224名無しさん2014/07/12(土) 02:48:29.89ID:5mm9wIC6
男「あれ…体が…重い…」グラ

男の今の精神力では、簡単な世界を創ることさえままならなかった。

男「痺…れる…動け…ない」ドサ

空間を繋ぐ穴も、男が倒れた瞬間
徐々に塞がっていく。

手を懸命に伸ばすが、無情にも届かない世界。

男「そんな…この…ぐらい…まだ…」グググ

男「やれ…る…」バタ

男の意識はそこでプッッンと途切れた……。
0225名無しさん2014/07/12(土) 16:37:25.27ID:5mm9wIC6
うああああああああああああああああああああああああああああああああああ
あああああああああああああああああああああああああああああああああああ
あああああああああああああああああああああああああああああああああああ
あああああああああああああああああああああああああああああああああああ
あああああああああああああああああああああああああああああああああああ
!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

何を書いているんだあああああああああああああああああああああああああ!!!!!
俺はああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!

書いているテーマがおかしいわけじゃなあああああああああああああああい!!!!!
内容の文章がおかしすぎるんだああああああああああああああああああああ!!!!!

クソクソクソクソクソクソクソクソクソクソがあああああああああああああ!!!!!
ふざけんなァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァッッッッッ!!!!!
俺のバァァァカヤロオオオオオオオオオオオオオオオォォォォォォォォォォ!!!!!
0226名無しさん2014/07/12(土) 17:06:24.19ID:5mm9wIC6
読み返すとなんなんだこの文章のつまらなさは!!!!!

繋ぎの表現も台詞も、すべてが説明口調だし、
俺のオリジナル要素は疑問点が多く残されている上に、
誤字脱字、ありきたりな表現と比喩で埋め尽くされている。

おまけにSSや小説の書き方を学んでも、文章構成に全く活かせていない!!!!!

それにこの掲示板は「イヤリング官女」でHな妄想をする場なのに
なんなんだよ、このゴミみたいな俺の創作物は!!!!!

こんなお粗末なSSでは、イヤリング官女が好きな人だけではなく
ありとあらゆるジャンルのSS創作者の皆様に申し訳ない。

だいたい、掲示板にこんな愚痴を書き込むのは間違っている。
俺自身が作ったルールを守れなくてどうするんだ!!!!!
0227名無しさん2014/07/12(土) 23:39:50.67ID:5mm9wIC6
……先ほどは、取り乱してすいませんでした。

私の才能と努力の足りなさのせいで、このような事態を招いてしまいました。

私の暴走で気分を害した方、申し訳ございませんでした。
謝ってばかりの自分が恥ずかしいです。



……ふ、ふふふ

あはははははははははははははははははははははははははははははははははは
ははははははははははははははははははははははははははははははははははは
ははははははははははははははははははははははははははははははははははは

……やってやる、必ず上達してみせる
0228名無しさん2014/07/13(日) 00:13:09.06ID:am6UaF5V
宣言「俺は文章構成と内容は死ぬ気で考える」

俺はもうこれ以上、自分と皆様に恥ずかしいような文章は書かないと誓う
黒歴史はもうこれでたくさんだ。
少なくとも自分で誇れる物語を描きたい

SSの文章構成の基本や記号の使い方、正しい漢字と適切な表現を完璧に覚え
今までとは比べ物にならない、この話の続きを書いてやる

俺をマジだ、人に上達したなと思われる文章に変えてみせる
0229名無しさん2014/07/13(日) 00:29:45.28ID:am6UaF5V
掲示板に、こんなことを書き込むのは間違えている

俺が立てた掲示板だからって、好き勝手に書き込んでいいわけがない
今の俺は荒らしと同じ存在だ、ルールを守れない悪だ
皆様に迷惑を掛けてはいけない

だけどな、俺はここに爪痕を刻ませてもらう

もう二度と糞みたいな物語を続けないよう
今までの書き込んだ内容とこの誓いの文をを戒めとする

どう皆様に伝えたらいいかはわからない
自分でも何が言いたいのはわからない
でも、これだけは言える……

正しく、死ぬ気で書く
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