ベルトを腰に装着。顔には自信が溢れる。

「ベルト・セットON......GO-To-where-world......」PCの前に立ち

前回と同じ手順でデータをインプットする。体に力をいれて、思いっきり踏ん張る。

「OK......Go-To-Gosei Sentai Dairanger-world......」 緊張する。

「大丈夫......今の俺なら...絶対に......できるさ......」

虹色の光と、白黒の波が、世界を繋ぐ。

そして、体に鉛が絡みつくような疲労が襲う。内側からキリキリと痛みがする。

「ウグッ..........クソッ...このぐらい......耐えれる......」

だが男は、ひるまずに前進する。痛みが増大して倒れる前に、行かなければ......。

「もう少し......後...チョットで...届くんだ......」

男の体は、時空の光と波に飲み込まれ、異次元に浮いた。

「やった......ついたんだ......ウッ!!」

ベルトが激しく震えたかとおもうと、目の前が急に真っ暗になって、体がバランスを崩した。
その瞬間、彼の体は、気を失ないながらも、ダイレンジャーの世界へと、転送された......。