(さてどれほどのものか、とボディガード志望の前で腕を組む)
(と、たまたま声でも聞きつけたらしいセイバーがひょいと顔を出した)
――――あ。
残念、逸材が現れちゃったわね。
(実力はお墨付きの、最優のサーヴァントが相手では採用を競い合うのも無理だろう)
(予想外の方向で話が終わってしまったので、苦笑混じりに告げ)
その条件飲んだわ、セイバー
満漢全席とは言えないけれど、ちょっとしたコースくらいは約束する。
……かわりに、全部付き合ってもらうからね?
(彼女がどの程度を想定しているかは分からないが、きっちり管理地を回れば多分その上を行く)
(荒事があるワケではないとしても、一日では片付かない仕事なのだ)
(体験した後、割に合わないと思わないと良いけど――――と、にんまり笑みを浮かべ)
>204
ま、済んだコトをいっても仕方無いから。
あるものでやっていくだけよ、なんにしてもね。
(自らの修めた魔術も、得意とする系統も今更変えるわけにも行かない)
(手持ちのカードでやりくりするしかないの、と軽く言い切り)
……山林ガイド。
それはちょっといいかも。
(腕っ節とは別のものとなると、セイバーとは競合しない)
(ふむ、と考え込む様子です)
人んちのサーヴァントをポ○モン扱いしない!
折角来てくれたんだから、丁重に――――普通でいっか。
(その方が彼女は喜びそうだ、とあっさり前言撤回)
さて、そろそろ休もうかな。
二人とも、ありがと。
(機嫌良さそうに、自室へと去っていった)