ひっ…!
(ガイズの目の奥に宿る凶悪な光に震撼するマァム)
(殆ど何の動きもできぬまま、容易く右手を取られてしまう)
(ギリギリと手首を締め上げてくる凄まじい力にマァムの美貌が歪む)
ひ……あ……あ……
(恐怖にまともな声すら上げられないマァムを嘲笑うかのように、ガイズは摘まんだ小指を
あっさりとへし折ってしまう)
うああああああっ!!!!
(悲痛な叫びを上げる少女をさらに追い込むように脅迫を続けてくる男)
(無論マァムにはとうに抵抗の意志などない)
(ただ処女の怯えから反射的に手が出てしまったに過ぎないのだ)
許してっ!!
言う通り検査を受けるから!!
お願いだからもうやめてっ!!
(号泣して懇願するマァムの姿に普段の凛とした武闘家の面影は微塵もなかった)