>>842
ふふ、このお礼は手作りケーキでお返しするからね。
そうなんだよね、あんなにいっぱい美味しそうなのがあると目移りしちゃう。
本当?雅治君が気に入ってくれて嬉しい。私も実は抹茶のチーズケーキがすごく美味しかったの。
雅治君が分けてくれたフルーツも、乳酸菌ショコラも美味しかったなぁ。
(恋人が手を握ってくれると、そっと握り返して歩き始める)
(手を繋いでいると、普通の道でも何か特別に感じた)
(お菓子の感想や、ケーキの作り方を談笑して、時折ウインドウショッピングをしたりして)
(帰り道をゆっくりと進んでいった。不思議と、あっという間に感じて)

…!うんっ。
私も、遠回りして行きたい。雅治君と、もっと…ううん、もう少しでいいから
一緒にいたいなって思ってたの。
(自分の家へと近づくと、段々と寂しい気持ちになってきて、自然と歩みが遅くなる)
(恋人の言葉に瞳を輝かせると、一も二もなく誘いに乗った)
(街燈の灯りだけが照らす、薄暗い公園に足を踏み入れても恋人の隣なら怖くなくて)
(二人だけの夜のデート、なんて風に考えられて、そっと恋人へ寄り添ってみる)

【同じ気持ちだね、嬉しいな。今日もすごく楽しかった】
【…雅治君のお家でも嬉しかったかも…なんて】
【うん、あのね、どうしようって思った時にいつも助けてくれたり、教えてくれたりして】
【嬉しいなって…そうしたらつい伝えたくなって】

【もう時間だよね、今夜も一緒に眠ってくれる?】