>>496
……!?
(調子づいた軽口にいちいち反応するのも憚られていたが、あからさまに不機嫌な態度を見せられて弱くなった華澄の心が
ビクッと反応してしまう。)
(光を人質にされている以上、目の前の少年の気分を害することすら自分には許されないのである。)

くっ……!
(耳を覆いたくなるような卑猥な質問の連続……。)
(もちろん品のない下ネタやセクハラを受けたこともないではないが、これほど直線的で心を抉るような猥褻な問いは
生まれて初めてだった。)
(外気に晒されただけで竦んでいる乳首にいやらしく息を吹き付けられ、華澄の美貌が嫌悪に染まる。)
(徹底的に自分を辱めようと歪んだ欲望をぶつけてくる少年を泣き濡れた瞳で忌々しそうに見つめ、震える唇を開いた。)

自分で弄ったりなんて……しないわ……。
(当然嘘だった。)
(流石に自慰の経験くらいはある。)
(しかし羞恥の限度を超えて辱められている今、これ以上自分を貶める発言をしたくない、そんな乙女心だった。)
(そんな嘘が通用する相手ではない、そんなことすらわからないほど華澄は混乱していたとも言える。)

…………。
(逃れられない……。)
(乙女の羞恥の源泉、その奥までを覗かれ、撮られ、恥辱の業火にその身を焼き尽くされる、それはもう変えられる運命
ではなかった。)
(秀麗な貌を耳まで真っ赤に染め、怖ず怖ずとすらりと伸びた美脚を開いていく。)
(羞恥心の強い女性なら片時も我慢することのできそうもない悪夢の開脚……その脚の付け根に、まだ誰にも見せたことのない
可憐でかつ淫靡な粘膜が息づいていた……。)