>>550
(白磁の乳房にありありと刻まれた悪夢の刻印。)
(自分がこの少年の所有物、従属物に過ぎないのだと瞭然と思い知らされて暗澹たる思いになる。)

んんっ……ん……むぅっ……!
(乳房の下側、そして腹部へと舌を這わされる感覚が執拗な焦らしで燻った官能をたまらなく刺激する。)
(我慢できるものなら我慢してみろとでも言うような挑発的な物言いに、強い意志を漲らせて唇を結ぶ華澄だが、喉の奥でくぐもった切ない呻きが
ひっきりなしに鼻孔から漏れていく。)
(上品な小鼻がせわしなく膨らみ、華澄の苦しみを物語っていた。)

うぅっ……!
(惨めさが込み上げる。)
(無慈悲なまでにモニターに写し出された局部のアップ。)
(そこには自分が女として発情している証がくっきりと鮮明にとらえられている。)
(それだけではない。)
(液染みで女の丘に貼りついたクロッチを透かして、粘膜や陰核がぷっくりと浮かび上がっていた。)
(とても正視に耐えられぬ映像にハッとしたように華澄は目を逸らす。)
(そしてまた痛切に肩を震わせて啜り泣いた。)

(気持ちよくしてあげた……?)
(一体この少年は何を言っているのだろうか。)
(望んでもいないことを無理強いし、弱い女の肉体を弄ぶ男がそれに反応した女をさらに詰る……。)
(行き場のない怒りと、反応してしまう若い肉体へと恨めしさで胸がキリキリと締めつけられる。)

(他の方法……?)
(ピンときていない様子の処女教師に、魔少年ははっきりと告げてくる。)

(口でって……。)
(一瞬固まったようになる華澄だが、次の瞬間、その悍ましい絵を思い浮かべて驚愕に目を見開いた。)

ば、馬鹿なことを言わないで……ひぃっ!!
(もちろんフェラチオという行為があることを知らないわけではない。)
(しかし人一倍清潔好きな自分がそんなことをするようになるとはとても思えなかった。)
(たとえそれが愛する恋人のものだとしても……。)
(狼狽え、拒絶の声を上げる華澄の股間に陣取った少年の口からフゥッと熱い息を吹きかけられ、ビクッと腰が揺れる。)

いやっ!! そんなこといやよっ!!
(火がついたように叫び、ソファーの上で迫り来る少年の顔や股間から逃れようと下肢をばたつかせた。)