>>78
ぅう…わ、私ってばこんな場所で大っぴらに何言ってんのよ、もう…初対面の相手に…
(パニックになりかけたとは言え、周囲にそれと無くこちらをチラ見している客がいる中で)
(恥ずかしい事を口走ってしまった楓が赤くなった頬に手を当てて首を振る)
(それだけで紐水着に抑えられた乳房が揺れ弾み、乳首がこぼれそうになり揺れ動く髪の毛の隙間から)
(綺麗な背中や腰回りが覗き、彼女の背後にいるプール利用客が息を呑む)
ぁ、うん…私こそゴメンなさい…取り乱しちゃった…へへ…
(男の方が優しい言い回しをして来た事もあり、流石に公の場でいきなり手を出してくる事は無いだろうと考え)
(楓の方も何とか落ち着きを取り戻した…そう思いながら照れたように困った笑みを浮かべる)
(ただ、その顔にはどことなく暗い影…淋しさを漂わせているのだが)
ぇ…でも…いきなり私の勝手な話なんて聞いて引いたりしないの…?あ…ありがと…
(男が楓をプール側からの視線から庇う様に立ち塞がり、あんとか理性的に振舞っている様子を見て)
(ある程度この男に対する警戒が解れて来る)
別にいいわ…自分でもちょっとこのカッコはやりすぎだったって考えてたから…まぁ、一応この格好それなりにセクシーに見えるって事かな?
う…ん…!もうこの際よ…どうせこんな格好でプールに遊びに来たんだし…せっかく声かけてくれたんだもんね!
私の事情聴かせてあげるわよ…ぁ、でも…取りあえずあっちのパラソルの方へ移動しない?
ジュース代くらいは私が払うからあっちで…何かこの状況だと指導員に補導されてるっぽい状況に見えちゃうし…
(そう言って男をプールの一角の売店近くのパラソルの設置されたテーブルの方へ誘う)
ふぅ…まぁ一応は落ち着いたわ…ぇっと…ヒロ…だっけ…ぁ、私は楓…神目楓…ぁ、まだ17歳よ!
ぅ〜ん…何から話せばいいのかな…その、何て言うか…えっと…その…
(テーブルにヒロと向かい合う形で腰を降ろしている楓。元々プール内でも圧倒的注目度を誇っていた楓だが)
(テーブルの上に頬杖をつきながら腰を降ろす姿はさながらグラビアアイドル並のビジュアルであり)
(彼女自身が意識していなくても先ほどとは違いポーズから放たれる色香に周囲が息を呑む)
んッ…はぁ…やだ…このカッコだと…お尻に椅子の跡ついちゃうかな…?
(目の前の初対面の男、ヒロに自分の事情を何とか話し出そうとするのだが、何から切り出せばいいのか迷う)
(そこに周囲からの視線を結局意識してしまい、楓が言葉に詰まり身体を揺らす)
(椅子の背もたれや座面がほぼ剥き出しの背中やお尻に当たるのも逆に楓を落ち着かなくさせて来る)
ぅう…何やってんのよ、私…こんなんじゃジャーナリスト失格じゃない………んっ…すぅ…はぁ…
(ジュースを一口飲み何とか落ち着かない気持ちをなだめ、切り出す言葉を考える…そして)
そ、その…笑わないでよ?……そのさ、私……失恋…したって言うのかな…世間一般的に…
おんなじ高校でずっと好きだった奴がいるんだけど…私の親友もソイツの事が好きみたいでさ…
ぁ、その子は全然イヤな娘じゃないわよ?すっごくいい子っていうかむしろ人を疑わなさ過ぎて心配な位
純粋な子だし……でね、結局私その男にモーションかけづらくなっちゃって…うん、気づいた時には
もう私の親友の子とソイツは完全にくっついちゃってた……のよね…
……私が及び腰になってて行動起こさなかったのが悪いんだけど…友達が良い子ってのも
行動起こせない自分に対する都合のいい言い訳だったのも自覚はしてるわ……
え…?それでこの格好って……そ、それは…つい自暴自棄みたいな…?
じ、自分の気持ちに見切りをつけたくなってこんな事したんだけど…ぁあ、もう!判ってるわ…
どう考えてもそれでこんな格好してプールに遊びに来る理論はおかしいって!
でも…こういう言い方もアレだけど…うちの学園の男子生徒…その好きだった奴はともかく…
あるボンボン学生のせいでどーにもきな臭い連中ばっかなのよ‥
それで…あんまり高校と関係の無い所で私なりに新しい出会いでもなんて無茶を考えちゃってね…
(いったん決意して話し出すと一気に溜まってたものが噴き出す様に喋りだす…が、ある程度)
(話し終えるとやはり自分の行動がおかしいと自覚したのか楓は誤魔化すような笑みを浮かべながら指で)
(自分の髪を弄りながら目を反らし、身じろぎをする…)

【少し確定が入っちゃってごめんね】
【一応設定としては親友の紫苑と柾樹がくっついてしまったので身を引いた様な感じで】
【ゲーム中だとこの後さらに不幸が降りかかったりするけど、そういう設定は無しです】