(スタッフの大半はくるみの異変に首を傾げただけであったが、そこはやはり、目ざとい一部のスタッフとディレクターは気づいて)
(特に、カメラは絶頂の瞬間のくるみの姿をばっちり収めていて……ディレクターは事態に気づきつつも、隣の男を気にして動けない)
う、うは、本当に気持ちいんだよね、ここ。
れ、レポーターさんだって、そうなんだよね?ふふっ……!
(男はくるみをイカせたことに気づき、満足げな笑みを浮かべる)
(何せ水面下で、くるみのとろとろした愛液を手に受けたからだ。もちろん、多くは湯に流れたわけだが)
あ、おほ、本当に気持ちよくなって、きたぁ……
あ、やば、僕、イっっちゃう、極楽浄土にイっちゃうよ、あはっ!
あ、ああ〜〜っ!!
(そしてすぐ、男にも限界は来る。息を荒げて、気持ち悪い顔を晒して、そしてすぐに気持ちよさそうなあえぎ声をあげてしまう)
(水中に、男の精液が放たれる。それもすぐに流れるが、くるみの手にも少しかかり)
(……ちなみにカメラはその瞬間の男を写さず、くるみの姿、イッた後の火照った顔をひたすら撮っていたりして)
う、ほほ、ありがとうねー?僕は先に上がらせてもらうよ……あ、あっちなんかもっと風景がいいよぉ?
じゃぁねー?
(何となくというか、明らかにすっきりした顔の男はその場を後にする……前に、もう一つひどいことをする)
(しゅるり、と紐を解く音がして……くるみの股を隠していた水着が奪われてしまう)
(男は持参したタオルに隠して、その場をさっさと後にして)
(男が向けた指の先には、絶景と……こちらをニヤニヤ見つめるたくさんの男がいて)