>>391
(突拍子も無い提案を受け入れてくれた自分へ返される笑みと言葉は、
これまで律子が戦って来た妖怪達とは、逆の物で)
「はい、それ…キャッ?」
「ンッ、んっ…」
(いきなり抱き寄せられ重ねられた唇と腕に差し込まれた爪から、流入する
蜘蛛妖怪の気に全身が膨張しながらダルマ型へ、手足は二分割され四本から
八本へ増えて行き)
「あ…変わった…本当に蜘蛛になってる…?」
(多少声質が変化しているが、人語を開閉する顎から発し、八つの眼をキョロ
キョロとさせて巣の中や蜘子を眺めていて)