>>376
(ルリは顔を紅くして、新幹線の中の他の乗客に見られないかをしきりに気にしながら、……本当は恥ずかしくて、露になっている下着や太股を隠したいのだろう、左右に分けたワンピースの裾を握り締める手の指をもじもじとしきりに動かしている)

は、恥ずかしいよ……お兄ちゃん……。

(赤い顔で貴方の様子をルリは伺う、もう隠して良い?、と言外に尋ねているのもあるけれど……見たいと言っていた下着の感想も、聞きたいのだろう)
(すると、もう一度耳元に兄である貴方の唇が近づく、「かわいいよ」という言葉に状況を忘れてルリも嬉しくなってしまい、顔を赤くしながらも、口元に微笑みが浮ぶ)

こ、これくらい皆だって穿いてるもん、もっと派手なの穿いてる子だっているよぉ〜。

(紐パンがえっちだね、という言葉にはこのように反論するが、事実半分ではあるのだが、本当はお兄ちゃんとの旅行の為に選んだ下着なので、紐パンである事に気付いてもらって、ちょっとだけルリは嬉しかったりもする)

ひゃぁっ、お、お兄ちゃ……お兄ちゃん……声、出ちゃうから……。

(嬉しいな、と思ったのも束の間、兄の暖かい手がルリの柔らかな太股に触れる)
(それだけで心臓が飛び跳ねるようにドキドキと鼓動するのに、その熱を持った手が優しくルリの太股を撫で擦ると、ルリはたまらず太股をもじもじさせて、顔も耳まで真っ赤にしてしまう)

んっ……っ、……ひゃぁ、……ほ、他の人に、バレちゃうよぉ……。

(ワンピースの裾を握っていた両手は思わず出そうになる声を抑える為に重ねて口に当てられている、口では抗議するものの……ルリは兄の手による愛撫に抵抗はしなかった)