(紐パンを見て不安な様子を見せる兄の視線を、不満なのだとルリは感じてしまう)
(大人しい性格のルリとしてはちょっとした冒険だったが、それが失敗だったと感じてルリは少しだけ気を落とした)
ぅんっ……んん、……んゅぅ……。
(すべすべで柔らかいルリの太股を味わう手は、徐々に太股の上へ、付け根へと向かって上っていく)
(耳の近くで囁かれた言葉は勿論聞こえていたが、ルリは兄の声に返事をしようにも両手で口を押さえているので、ただ小さく首を振って、言葉への受け答えとした)
ひゃっ!、えっ?、えっ?。
(さすがにパンティーの紐を引っ張られるとは思ってなかったようで、ルリは慌てた様子で思わず驚きの声を漏らしてしまう)
(解けちゃう!、と思い、たまらずにルリは兄の顔を見る、ルリを見ていた兄と視線が再び交わる、どうやら脅かすつもりだけで紐を引っ張った訳じゃないらし事をルリは察すると、さすがに即答しかねるのか、意味も無く、口を少しパクパクと動かして……)
…………恥ずかしいからダメ。
(ぽつり、と呟いた言葉で断ったかと思いきや)
……でも、あの、ね、目的地に着いた後、私のお願いを聞いてくれるなら、……い、良いよ。