>>390
ひゃん……えっ?

(目尻に浮んだ涙を兄が口付けと共に涙を舐め取る……好きだからとも言ってくれる)
(だがルリは嫌な予感を感じていた、こういう風に兄がベタベタとしてくる時はだいたい、自分が大変な目に……)

ぅ、ひぃっ……うそ、うそうそ!?、ダ、ダメだって――――あ゛う゛っ!!。

(実際に挿入にそれほど大きな音が伴った訳では無いが、“ズリュッ!”という感覚で、ルリの膣内に深く指が挿入された)
(血こそ出ないものの、ルリの頭の中を支配するのはまず鈍痛だった、さほど経験の無い穴への挿入は、いつも痛みを伴う、まして今回は痛みに覚悟さえしていない)
(ルリの全身が驚いていた、驚きと痛みでかなり大きな声が出たのは勿論、ルリの小陰唇もヒクヒクと痙攣し、膣壁も緊張に固くなっているようだ)

はひぃ…………はひぃ…………。

(抗議の声さえ上げられない、ルリは突然与えられた痛みに深く息を吐く事で耐える事で精一杯で……)
(その息を吐く姿が、自分でもみっともなく、情けなく思えて、ルリは溜まらずに涙をぽろぽろと零す)
(あんまりな恥辱にルリの自尊心も酷く傷ついただろう、だが、これだけの事をされてなお……)

お、兄ちゃん…………お兄ちゃん…………んっ…………。

(鈍痛に苛まれながらも、ルリは兄の行為に抵抗をしなかった)
(愛情だと一言で済ますには異常であったし、恐怖心で逆らえないという事でも無い、抵抗は無駄なのだと達観している部分も確かにあったが、それ以上に強いのは依存だ)
(昔から大人しく気弱なルリは、兄に従う事に強い依存心を持っているのだ。1人の人間として大きな欠点で、ルリも自覚しているのに、それを治せずに居る……)

ひぃ……んっ……はぁ、ぁ、ぁっ………。

(硬く緊張していた膣壁の肉が、きゅぅ、と指を締め付け始める。挿入された異物の痛みを和らげる為にか、愛液もさらに分泌されているようだ……)
(熱いルリの吐息が間近で聞こえる、何か縋り付くモノを求めるように伸ばされたルリの手は、兄の衣服をぎゅっと強く握り締めていた)

【ごめんお兄ちゃん、一日空けちゃった〜!】