ひうぅぅ……くぅぅ……。
(兄の指が前後する度に指へと絡みつくルリの愛液の量は増えていく)
(ルリには露出の趣味などは無かったのだが、ルリの身体はルリが考える以上に敏感に反応してしまい、自分がこれまで経験した以上の興奮を与えてくる)
なん、でぇっ……?。
(激しい羞恥に苦しんでいるのに、萎縮してしまうと思っていた身体はルリの考えを裏切るようにゾクゾクとした快感でルリの心を踏み躙る)
(こんな状況を悦ぶなど、ルリの経験や価値観では考えられない事だったが、ルリの身体は確かに……感じている)
ひぐぅっ!、ぅあっ、あっ……あっ、あっ、あぁっ……。
(Gスポットを探り当てた兄の指がぐりぐりと敏感なルリの急所を擦る)
(ルリの頭の中に火花が弾けるように淫靡な刺激が広がっていく、愛液は既に股座から溢れ、太股を汚しながらふくらはぎまで到達している)
(確かに快楽を感じながらも、ルリは必死でその快楽に抵抗しようとしていた、それはルリが自分自身気付いていなかった、自分の事を認めたくないからだ)
うぅぅぅ………くぁっ、ひっ、ひぃ、ひぃぃ―――っ!。
(違う、そんなの私ではない!、とルリの心が必死に否定する、しかしルリの肉体は、最後までルリの心を裏切った)
(絶望的な快感だった、自分が“衆目の中で興奮するのだ”とルリは自覚せざるを得なかった、そう、気付いてしまった)
私……わ、たし…………わたしは…………。
(私って――――露出狂だったんだ――――)
ひっ!、ィ、イクッ!、こんな所で、私イッちゃ――ぅひぃ!!。
(まるでシェイクした炭酸ジュースの蓋を開けたようだった)
(吹いたのはジュースではなく、ルリの生暖かい体液だったのだが、ルリはついに、新幹線の中で絶頂を迎えてしまったのだ)
(絶頂に伴った潮吹きと頭の中を真っ白に染める快楽、そして認め難い現実にルリは気を失った……)
【どうしようかなって考えて、もう処女じゃなかったって事にしたつもりだったんだけど、処女の方が良い、かな?】
【色々と考えて、なんだか露出性癖に目覚めちゃったルリなのでした……】