>>631
あれの5倍のたれが入ったラーメンか、もっと濃厚そうだなぁ
(先ほど食べたラーメンのたれもかなり濃厚でイカの風味は強かった、それの5倍というからにはその味にも期待してしまう)
(隠しメニューという言葉を聞いてさらに興味が沸いていた)
わかった、今度寄ったら注文してみるよ!

(もう一つ、同県の別の市で大きな花火大会があるそうだ)
(二時間で五万発の盛大な花火大会で、市内にある山の山頂付近の展望台が最高の見物スポットとのことだ)
(ただし人も密集し暑いので薄着で余計な荷物は持たずに行くことをお勧めされた)
まぁそういう派手なものを見るならみんなで見た方が楽しいよね
薄着でいった方がいいんだね、それじゃあありがとう、行ってくるね!!
(花火やその場の雰囲気を楽しむという意味でわたしはそちらの方へとバイクを走らせる)

結構人が上っていく…
(山にある階段を上る人がバイクで走っていく際に横目で見ただけでかなりの数がいた、男性の数の方が多い気もするがそれは女性は浴衣だからここに来づらいのだろう)
(バイクを駐車場に止めてフルフェイスヘルメットを外すとその熱気を肌で感じ取る)
ここでも少し熱いくらいってことは展望台はもっと大変なんだろうな…
(ここを紹介してくれた人の言う通り、これはジャケットを着て見に行っては地獄になるだろう)
(ジャケットとカットソーを脱いで荷物入れに入れてノンスリーブシャツとジーンズの格好で山に向かう)

(山頂にて)
(体が浮いてしまうのではないのかといったほど人々は密集しており都会の満員電車よりも会場は混雑していた)
(前後左右の人と体が密着していて素肌の腕などからはその人の体温などもよくわかってしまう)
おっと…
(前の人が転んでしまったのかわたしの胸に頭が入っていった)
(すぐに謝ってくれたので、別に故意によるものでもないのだろうと判断して打ち上げを待つ)
(花火の一発目、盛大な音とともに花火は打ちあがった)
綺麗だなぁ…
(その大きな花火に見とれていると、太ももに手の感触が伝わってくる)
(この人の多さではたまにこういうこともあるだろう、と思い気にしないでいるとその手は徐々に増えていた)
わたしはそんなに気にしないタイプだからいいけど、あんまりほかの子でやっちゃうと怒られるぞ?
(花火の音にかき消されるだろうが、軽い冗談のようにそうつぶやく)
(触っていた手は少したじろいだようだったが、すぐに先ほどのように尻や太ももへとその手を伸ばす)
(花火も佳境に入っていき、盛大で大きいものが何発も打ちあがるようになっていく)
(不意に脇から手が入り込んで、乳房に手が伸ばされる)
やんっ!!
(ついらしくない悲鳴を上げてしまう、わたしは軽く謝りそのまま無抵抗でいる)
(触れていた手は乳首や乳房の下部などにまで入り込んでそこを刺激する)
(花火の美しさによる感動と、妙に場慣れしている痴漢の手つき、その両方によるもので目を輝かせながらその場でじっとしていると…)
……?
(後ろの方で息を荒くしている男性がいた、この暑さだから仕方がないといえばそれで済む話なのだがわたしはそれが気になった)
(花火がこの大会で一番盛大といっていい量の物を打ち上げるとき、男は軽く呻き、私の背中に何か熱いものがかかったような感触がした)
…何かこぼしちゃったのかな
(山のふもとには縁日も広がっており、その中には熱い料理や液体などもあったのだろう、ぜったいに後ろで男性が自慰行為などをしてかかったのではない…と考えたかった)

(花火大会は終了し人々は帰り路につく)
(わたしの周囲にいた男性は他の人たちよりもやや満足気にその場を後にして帰っていくようだった)
(わたしもソレに紛れて山を下りていき、バイクの方へと戻る)
(上着を着ようとしたとき、ふと背中と尻の方が気になって手を伸ばす)
うわっ
(ジーンズとノンスリーブシャツにべったりとした粘液が張り付いていた)
今日はこれを洗わないといけないし、そろそろ適当な宿場を探して泊まろっと
ラーメン屋はまた明日にして…
(コンビニや道の駅などで宿の話を伺う)