(ミュージシャンが周りの観客を煽り立て、周囲では甘く熱い声を上げる人々もちらほら見えた)
わたしたちもああなるのかな…
(興味と期待を含めた目でそちらを一瞬見て、男の方に向き直る)
(ペニスをしごいていると、男はうめき声をあげてそのお返しにとわたしの胸を揉み上げる)
んっ…
(荒々しくも幾分か場数を踏んでいる手練れた手つきによって、わたしの胸は柔らかく形を変える)
良いよ、見せてあげる!!
(男がわたしが返事をするよりも前にノンスリーブを脱がしにかかっていた)
(ノンスリーブは裾を掴まれると上方向に持っていかれて一気に脱がされる、そしてカットソーと同じように手の届く範囲に捨て置く)
(わたしの火照った身体と黒いブラが表に晒され、露出したブラも上にずらされて乳首や少し大きめの胸が男の目の前に出される)
(その景観に呼応するかのように男のペニスは硬く力強く脈打つ)
こっちも本調子になってきたかな?
(亀頭を手で覆うようにしごいていると、男がペニスを自らズボンの外に出して見せつけ口でしゃぶってくれと言う)
(そして、わたしの名前も聞いてきていた)
(本名で答えればそれだけ身の危険が及ぶかもしれない、偽名を使ってその場をごまかしてしまおうか…だが、サエという名前の人物は漢字さえも分からなければおそらくはそれなりにいるであろう名前だ、そう思いわたしは口にする)
わたしの名前は彩恵、短い間だろうけどよろしくね!!
(何をしているんだろうわたしは…、理性の働いている本能がそう伝えているような気がする、それをいくつもの言い訳で覆い隠してその場のテンションや勢いに身を任せ精一杯楽しもうとした)
(左手でペニスを支えながら側面を舐めて口にくわえる)
ん、ふぁ…
(口内でも舌を巧みに使い、絡みつかせたり先端を刺激したりとあの手この手で男をイかせようと試みる)
(そのころ、右手ではブラのホックを外し、重力に任せてゆっくりと落とす)
(手が空くと、男のズボンをそのまま脱がしにかかる、男が脱ぐのを拒否すればすぐにやめて元に戻すだろう)
(これでわたしの身体を隠すものは上半身は何もなくなってしまった、後はジーンズや靴下、靴など下半身の物のみである)
ねえ、わたしも名前教えたんだからさ、君の名前も教えてよ?
別に教えてくれなくてもいいけどしてくれたらうれしいかなって…ね?
(体勢からそうなってしまうのだが、上目づかいに男に言う)