>>519
(目の前にそびえる邸宅を呆然と見上げ。)
あ、ははははい…。
(首輪で繋がれ、逆らうことなどできないまま連れ込まれる。)
(恐る恐る屋敷を進み、周囲の視線が首輪をした暗音に突き刺さる。)
(視線を浴びる恐怖に脚は震え、呼吸は乱れて。)

え、あ、はは、はい…。
(目の前の少年にすがるようについていくうちに、いつの間にか部屋についていて。)
(促されるまま部屋に連れ込まれる。)
(広すぎる部屋に落ち着かないように、周囲を気にしてそわそわと。)
(重たい鍵の音にビクンと跳ね上がり、扉を振り返る。)

【よろしくお願いします。】