>>129
ん、ぐぅ、んっ……!
(頭を掴まれ囁かれた台詞は、確かに興奮を煽りはしたが)
(何より主人を射精に導くことに夢中になってしまっている頭にはきちんと残ったかどうか―)
(腔内で暴れる剛直に、犯しているのだか犯されているのだか、それさえ曖昧になって)
んぐぅううっ……!
(耳を引っ張られる被虐感を味わいながら、喉の奥へと爆ぜる精の熱さを感じて)
んっ……んっ……
(ほとんど喉を直撃するような粘ついた精に、苦しげに目は潤み、眉は潜められ)
(それでも、掴むでも押さえるでもなく、髪を撫でる男から口を離す様子は見せず)
んぐ、んっ、んっ……
(ときおりびく、と肩を震わせながら、喉を上下させ精液を飲み下し)
(射精が終わると、残滓を搾り出すように吸い付き、根本から先端まで唇と舌でなで上げて)
んくっ……ん、は、はぁ、は……は……
(ようやっと口を離した剛直が、それでもまだ震えているのを眺めて)
(潤んだ目を主人の顔に向け、へら、と笑みを浮かべて)
ごしゅじんさま……気持ちよかった?