>>104
(X型の拘束具に磔にされている狼奈)
ん……ん……
(油断したつもりなど一切なかった。人型であろうと容赦なく組織のモノなら全力でぶち殺す)
(それが彼女たちの流儀だからだ。しかしながら、罠と大量の捕縛兵器の物量に押されて負けた)
(男が眺めている肢体)
(磔になっている体を包むのは、鼠蹊部も半分ほど隠しておらず、恥丘のみがつつまれるくらいの鋭いレオタード)
(そこから除くのは健康的な少し日に焼けた肌)
ん……
(上の方は乳房は覆っているがホルターネックゆえに、肌をのぞかせている肩や鎖骨)
(そして、背面は今こそ拘束台にさえぎられているが、僅かな布地しかないようなもので)
……
(それが気絶しているがゆえに、無防備に目の前にさらされている)
(その恥ずかしい部分を男が弄り始めると彼女の眉と髪に埋もれている狼の耳がピクリと動く)
んっ……あ、、あれ?私は?
(そうして、眠気眼に周りを見渡し自分の状況を把握しはじめる)
(そして、理解した瞬間に、感情があらぶったかのように、ぴんとお尻から生えている狼の尻尾が逆立った)
な、なにをして!
(彼女は男ぎらいであり、その嫌いな存在が自分の女性部分を触れている)
(さらにそれは組織の残党というクズな存在で)
何してるの!
(反射的に彼女は殴ろうとするが、その瞬間に拘束具がガチャリと音を立てた)
……
(そして、ようやく自分の状態を知る。そうすると、彼女は冷たい目で目の前の存在をにらむ)
離しなさい。下種
(ただ冷たくそういう風に言い放った)
離せと言ってるの。聞こえないの?
(その言葉はひたすらに冷たい)
(だが、彼女の周りがわずかに熱くなる。獣の耳と尻尾も臨戦態勢を示すかのように逆立っている)
(それだけで、どれだけこの触られている事に激昂しているか分かるだろ)
(同時に、何か喋ればこのまま拘束具を焼き切ろうとすることも)
【よろしくお願いいたします】