>>173
ウフフ…嬉しいわ、一希くん
(劣情をそそりたてる唇が、みっちり豊かな乳房の谷間の白に映える)

占い部屋の入り口は、この奥にあるの(カツン)

――ついてきて
(甘い囁きを紡ぐミレディの唇が、蠱惑的に踊る)
(一希くんに背を向けると、長い紫のストレートヘアが、さらりと流れ舞う)
(そのままカツカツと歩きだし、店の奥へ誘うようにミレディの安産桃ヒップが今にもボディコンをはち切らんなかりに)
(魅惑的に踊り…その裾から、ヒップの谷間から続く丸みを、一歩ごとに背後の少年に晒すのだった)

(何時もの骨董棚の奥に、カーテンで閉ざされた入口…)
(その向こうは地下へと続く階段で、むき出しの煉瓦の壁が不気味に続いていた)
(ミレディはそのまま階段を下りてゆく…カツカツと高いヒールが反響し何処かこの世の物とも思えぬ雰囲気で)
(前を先導するミレディは、燭台でも持っているのか、左手から柔らかな光が放たれており階段を明るく…しかしどこかぼんやりと照らしているのだった)
(やがて、階段が終わり10畳ほどのやや広い地下室にたどり着く)
(床も天井も周囲の壁も真っ黒で、まるで闇の中に浮かぶような錯覚を催させるが、暗闇ではない、ミレディの姿ははっきりと見え)
(真ん中にアールヌーボー調の高い背もたれの椅子が一組置いてある)

では…はじめましょうか。(ギィィイイ……ガチャン!)
(不気味な軋みと共に、背後でまた、今度は棘だらけの装飾がほどこされた鉄格子の扉が閉まる)
ウフ…驚かせてごめんなさいね?
(何時の間にか、一希と間近で向かい合うミレディ…悩ましくも甘い大人の女性の薫り)
でも、こうして二人きりにならないと…わたし占う気がおきないの。
(『二人きり』の単語を発した時、露わな双球が一希の胸板に、今度は明らかにミレディの意図で)
(卑猥につぶれるほどの強さで押し当てられる…ツンと尖る乳首の感触も鮮やかに、とてつもない柔らかさと量感…そして彼女の体温を直に伝えてくる)

早速占わせてもらうわ。
(先に中央の椅子に腰かけ、長い脚を高く組む…その際に一瞬マイクロミニの内側が)
さぁ…掛けて頂戴
(椅子の片方を勧めて)
では、今回は水晶玉を使わせてもらうわね(ヒィ…ィイン)
(手品師の様な複雑な手と指の絡み合う仕草から…何時の間にかミレディの手には水晶玉が在る…)
(自ら神秘的な光を内側から放つそれを、撫でまわすと…その光が強さを増して、ミレディの肢体を浮き立たせる)
・・・・・・
先ずは今の貴方から…透見させていただくわ…一希くん
(大道芸のジャグリングの様に、妖しく蠢くミレディの白い手の中で、水晶玉が浮いているかのよう)
成程ね…今貴方の心を染めているのは……やはり

―――私。
(水晶の青白い光に、ミレディの顔が塑像の様に照らし出され…何処か猫科の美獣をおもわせる目元と、)
(紫水晶の瞳から放たれた魔性の視線が、一希くんを真っ直ぐに射抜く)

(胸元の高さでまだ微かに光る水晶玉を透かして、艶めくエナメルをくい込ませた豊かな膨らみの歪んだ像が、跳ねる)
その昂りを…未来への礎に換える事が、大切。
(正中線を沿う様にねっとりと水晶玉がさがり)

貴方のそのリビドーを…
(ぴったりと閉じられていた太腿が、ゆっくりと左右に開かれて…当然マイクロミニの裾では内側は直ぐに露わに)
(しかし、水晶玉が丁度内股に挟まる位置に添えられ…股間はみえず、暗がりで何かがある様にも、無いようにも…)

フフ…解き放つのか、それとも封じて置くか…
私は答えを教えないわ、貴方が決めるのよ。
(二の腕に寄せ上げられる巨乳が、ぐんと前に迫り出し誘う様に揺蕩い…夢魔を思わせる表情のミレディが囁く)
…一希。

【ひわいな占いで、貴方の欲望に根差した行動に応じた結末でいかせてもらおうかしらね…】
【一希くんがこの後、私をどんな風にしても、セックスする流れのつもりなのだけれど宜しいかしら?】
【では…ウフフ。】