(男はわざとらしく驚いて見せ、そのまま彼女を逃がしてしまう)
(追いかける素振りさえ見せない、それでも逃げられないと知っていたからだ)
(やがて扉の向こうから呻き声が聞こえ、床に倒れ伏す音が響く)
(ようやくかと、男は扉の向こうの光景を想像しながら開け放ち、そのままの様子に侮蔑の笑みを浮かべた)
冒険者ともあろうものが、浅慮だったな?
もっとも、分かったところで結末は変わらなかったろうがね。
だが、逃げ出した罰は受けてもらわんとな。
慈悲は期待するな。据え膳を無理やり下げられた男が……我慢できるとは思わんだろう?
(知っていた、と告げても内約は告げない)
(つくづくアンフェアを崩さない男であった)
(薄布はアーシュの汁を吸って淫靡に透けていたが、男は少し眺めてから手をかけ、一気に引き裂いてしまう)
(もはや強姦以外の何物でもない、のしかかって力づくで身体を味わいにかかるその様は)
(彼女が冒険者だと言われなくてはわかるまい、そんな光景だった)
(既にいきり立った逸物が彼女の肉を割っていく)
(豊満な乳房は痛いくらいの力で捕まれ、揉まれていく)
(愛撫も労りもない激しさで、あっという間に犯される女体)
(まるで人形でも抱くかのように、それは自分本位のセックス)
(組み敷いたアーシュめがけ腰を振り、奥を何度も何度も巨根が叩く)
(このまま続けて保つのかというくらいの激しい腰使いが、女をベッドの上で犯し抜いていた)