>>451
はいっ
(幼い頃からの躾通りこんなときでも条件反射で返事をし)
(クラウスのことばかり頭にあって命令の内容なんて聞いていなくて、これから入る部屋が普段性交に使っている場所だということさえ忘れている)
(彼のいうことに従うことで少しでも役に立てている気がして嬉しそうについて部屋に足を踏み入れたが)

ああ、またやっちゃった……!
(ぽっとランプが点灯してあたりが照らされれば、真正面には嫌でも目に入ってくるベッドのせいでクラウスに呼び出された理由を思い出す)
(そこでは毎回脅されたりなだめすかされたりして流されてダメだとわかっているのに体を許しており、次からは絶対にしないといつも後悔するのに)
(今回は嬉しいことを言ってくれてクラウスがかっこいいからという理由で流されかけた自分に呆れて部屋の入り口で頭を抱える)

(今回こそ耐えなければと意を決してクラウスに伝えようと顔を上げると、ちょうど彼はローブを脱いだところで)
(こんなとき以外は全く見ない普通の人間っぽい格好を目にして一気に顔が熱くなる)

だ、だめです!
師匠と違ってわたしはこれを脱いだら……し、下着なんですから!
(またクラウスの姿にときめいて理性が揺らいだところへ、奇しくも彼本人に声をかけられて目を覚ました)
(反動でやたらと大きな声で拒否し、自分の肩を抱いて背中を扉に押しつけて)
(本当にローブの下が下着なわけはなく、クラウス同様に簡素なシャツと膝上のスカートを着ているのだがローブを脱がない言い訳がこれしか出てこなかった)
(そもそもこれからの行為を考えれば下着でもなんら問題はないのだが、パニックになってそこまで頭が回らない)

ね、魔力供給の新しい方法を考えましょうよ
私も手伝いますしっ
(こっちを見てもくれないクラウスの背中にすがりたくなる気持ちを抑えながら無理に明るく振舞い)
(そうだ、これで手伝ううちに魔法も覚えられればクラウスの役に立てるかもしれない。とにかく彼に認めて欲しいのだ)
(好きになってはくれなくても、どんな形でもいいから彼に必要とされたくて切ない思いが込み上げてくるのを下唇を噛んで堪える)

【本当は私のこと好きなんでしょうってどのタイミングで詰め寄るか悩んでるんですがご希望ありますか?】
【それと、いつも時間に限りがある状態でするのでつい展開を急ぐことが多いのですが、今回はそれがないので楽しくてつい無駄に抵抗したりして寄り道しちゃうかもしれません。だから展開遅いなって思ったら直しますから言ってくださいね】