>>628
………リン……さん…………

(スカートの染みを見るとリンも絶頂した事がシエラに分かる)
(リンの顔へ視線を向けると、髪の分け目が解け、瞳がチラついて見える)
(その何かを求めるような艶かしい真紅の瞳は、じっと見ていると吸い込まれて虜にされそうで、でも目をそらすことはせず、快楽の余韻に浸る2人の少女は見つめ合った)

(どのくらい時間が経っただろうか。静寂の部屋、聞こえるのは自分の心臓の鼓動だけ。そんな空間を破ったのはリン)

ふふふ……私も…気持ち良かったです……
…え?………っ!いっ…!!…リ、リンさん…!?

(お互いに快楽を味わい、もうこれで心変わりをしたのかとシエラは思い、微笑んだ)
(しかし、リンの様子が変だという事に気がつく頃にはリンがシエラの背中の傷を撫でて、指に付いた血を舐めていた)
(何かが足りないと言いながら、自分の衣服を徐々に脱ぎ捨てていくリン)
(再び見たリンの表情、目つきは先ほどと全く違っていて、「狂っている」とも言えるような視線がシエラに強く突き刺さる)

リンさんっ…!リンさんっ…んぁっ!!痛っ…!
やめて下さいっ…!リン…さんっ…ぅ…

(リンは足りないものを探すようにシエラに四つん這いで這いより、シエラに抱きつく)
(シエラがリンに正気を取り戻させようと名を呼ぶが、まったく返事をしようとせず、リンはシエラの傷口を舌を走らせた)
(共に慈善活動を行った彼女、先ほどまでシエラを痛めつけていた彼女、そして共に快楽を味わった彼女。どのリンとも違うリンにシエラは困惑した)
(リンから離れようと左腕でリンの肩を押しながら、身体をよじらせる)


【こんばんは。よろしくお願いします】