0063各務原 肇 ◆cZok8uWWFqdV 2019/03/17(日) 22:52:00.08ID:DrSrHArM >>62 夕食が始まりどれ程に時間がたったろうか。 お互いの話が弾み、料理を食べる手も幾何か止まった頃合いだった ―そろそろですねー という領主の言葉を皮切りに、手元がおぼつかなくなり始める 「えっ……あっ………なん、ですか……急に、ねむ………く………」 ーカシャァァンー 肇の手元から食器が零れ落ちると同時に、凄まじく強烈な眠気が襲い掛かって来たのだ。 意識が混濁し、視界がゆがんでいくなか、目の前の領主の笑みが妖しく見え、そこで意識が闇に沈み ードサリ…ー 音を立てて深い眠りへと堕ちていくのだった…