うん、うん。
(相槌を打ちながら聞く。確かにあの時のシュレイはものすごく恥ずかしそうだった)
(真っ赤になって、泣きそうな顔をして……)
(でも全然、嫌そうではなかった)

シュレイはとてもメイドに向いている。
学ぶ意欲もあるし、とても素直な性格だ。
それに何より、奉仕の心を持っているからね。
(シュレイの問いに答える前に、まず褒めておく。少し厳しい事を言わねばならないから)
でも……
あれで興奮するのは、シュレイが変態だからだね。
そして、そんな変態はメイドとして大丈夫とは言えない。
寛容な主人でないとシュレイを受け入れてくれないだろう。
シュレイがメイドであるためには自分の性質についての詫び、そしてそれを受け入れてくれる主人への感謝が重要じゃないか?

……早速実践してみようか。
私は先生であって、正式にはまだ主人ではないけど……
私をご主人様だと思って。お詫びと感謝だよ。
上手にできたら何か一つお願いを聞いてあげようかな。