「あらあらっと、なんだ菫はそこら辺通じないなぁ....」
(手を払われ、渋々と手を引く)
「うん、悪かったね今日は来てくれくて....そじゃあ、忘れなれない夏にしよう」
(教室から出ていく菫に、いつもと同じ微笑みで手を降る)
(唯我の自宅は大きな日本屋敷でまるで城のようであった)
「やぁ、来たね菫、おはようさん」
(菫と同じく、ジーパンにストライプのシャツというラフな格好の唯我はヘリポートにて待っていた)
(荷物を詰め込んだキャリーケースに竹刀ケース、荷物は菫と対したさは無い)
「ああ、それじゃ行こうか....勿論、ちゃんと勉強も鍛練も怠らないつもりさ」
(挨拶を受け、にっこりと笑い、菫の手をとってヘリに乗り込む)
(ヘリで30分ほど、島を離れた先に目的の場所がみえてくる)
(唯我の別荘は、他の別荘から離れた先にあり)
(彼女の家と同じく、日本式ではあるが、離れに武道場のようなものや、小さな日本庭園があるのがうかがえる)
(やがてヘリが着地し、そのまま唯我は菫に別荘の案内を始めた)
(大きな居間に、大小様々な部屋)
(渡り廊下からは庭園が見え、その先に武道場が用意されている)
「さてと、どうしよか?さっそく一戦でもしていくかい?」
(武道場内を一回りした後、唯我は菫に声をかける)
「シャワールームもあるし、それにここには温泉だってあるのさ」
(嬉しそうに話ながら、唯我は二つある脱衣場の片方に入ってくいった)
「どうせ私と菫しか居ないからね、好きに使うといいさ」
(脱衣場からは布の音が聞こえてくる)
【お待たせしました、続きを投下致します】