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(見上げる少女の視線に気づき、耀がもっと欲しいのか訊いてきた)
…うん
(熱にうかされたような瞳で頷く)
サンドイッチ…兄さんの味がするの…
もっと…兄さんの味のサンドイッチ…欲しいの…ぉ
(耀から与えられたサンドイッチは、少女にとってただの食べ物ではない)
(耀の一部である唾液を飲み込む感覚は、少女にある種の一体感も与えてくれていた)

(少女の欲望を聞いた耀が、残ったサンドイッチを全部口に入れてよく噛んでいく)
(その様子を、期待と興奮が篭った瞳で見つめる少女)
(サンドイッチを?みながら耀は少女を抱き締め、より身体を密着させてきた)
ふぁ…
(小さく声を上げた少女の唇に、再び耀の唇が深く重なる)
ぁ、ん……ん、ん……
(待ちきれないように舌を差し出す少女だが、耀の舌からは少しずつしかサンドイッチが流れてこない)
ふっ…ふ、ぅっ…?
(口一杯に耀の唾液が混ざったサンドイッチを咀嚼したかった少女にとっては、それはちょっとした焦燥感をもたらした)
んっ…ふ、ぅ…ん、んんっ…
(耀を見上げる少女の瞳が切なげに揺れ、小さな舌がエサをねだるように耀の舌をつつく)

【はい、大丈夫ですよ】