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(ぴったり抱き付く少女に、耀が抱き上げると伝えてくる)
うん…いいよ
(言いながら抱き付く腕に力を込める少女)
(と、次の瞬間少女の身体がふわりと浮く)
ふわ…
(軽々と抱き上げられた少女は、そのまま耀の胸に密着した)
(バランスを保つために抱き付く腕を引きせ寄せると、少女の顔が耀の顔の間近に近づく)
あ…
(吐息がかかるほど近づいた事に気づき、少女の胸の鼓動がトクンと鳴る)
(見つめてくる耀と視線が交わり、小さい溜息に似た吐息が口から漏れた)
んぁ……は、ぁ…
(同時に耀の吐息が少女の鼻にかかり、再び胸が高鳴る)
(それはただの吐息ではなく、大好きな耀の吐息)
(少女にとっては、心身を蕩けさせるのに十分すぎるご褒美だった)

(惚けたようにしがみつく少女を抱いて、耀が浴室まで移動した)
(脱衣所に入り、耀がしゃがんで少女をそっと下ろす)
(でも少女を抱き締める腕は解けない)
……?
(なかなか腕が解けないから、少女は少し小首を傾げて耀を見上げる)
……
(でも少女は何も言わず、耀とそのまま抱き合い続ける)
(衣服越しでもはっきり分かる耀の体温)
(その熱さが身体に伝わり、少女はそれだけでのぼせてしまいそうだった)
…あったかい…
(入浴も忘れて、少女は耀の体温を求めて抱き付き続ける)

【楽しくロールさせてもらっているので、待つのは全然気にならないですよ】
【今日も22時くらいまでですが、宜しくお願いしますね】