(少女が訊くと、耀は道の先を指し示しながら教えてくれる)
あ、ホントだっ、看板ある!
(そこに宿の看板を見つけ、少女は歩き出した)
(少女は道ではなく、その脇の踏みしめられていない部分を通っている)
(新雪を踏みしめながら、看板の方へと歩いていく)
雪を踏む音って、すごく好きなんだぁ
(面白がる少女に、耀が転ばないように注意を促してきた)
うん、だいじょーぶ、だいじょ…ひゃっ!
(突然少女がつんのめったように体勢を崩した)
(どうやら雪の下に石か何かの突起があったらしく、それに躓いたようだ)
び…びっくりしたぁ
(何とか転ばずに済んだが、また躓くのが嫌なのか踏みしめられた道に移る)
(こちらの道は突起などはないが、雪が踏みしめられた分だけ滑りやすい)
(耀が慎重に歩いているのを見て、少女もそれに倣ってちょこちょこと歩く)
(その途中で、耀が宿で何をするか話しかけてきた)
そうだねぇ、何しようか?
(歩きながら話す少女)
お部屋に荷物置いてから…温泉もいいけど、何か観光とかできればしてみたいし…。
あっ、温泉ならさ、別の宿とかで日帰り入浴とかもできるかな?
(その様子を想像したのか、楽しそうに話している)
(そんな事をしながら歩いていくと、宿の近くまでやってきた)
ふわぁ…やっと着いたっ…ひゃ、ぁぁあっ!!
(宿の近くまで来て気が抜けたのか、少女が足を滑らせて尻もちをついた)
あい、たぁ…
(小さく呻く少女だが、転んだ拍子にスカートが若干めくれ、黒いパンストの下のパンティが見えてしまった)
(もしパンストを履いていなかったら、パンティに滲む愛液の染みが見えていたかもしれない)
わわわっ!
(少女は慌てて捲れたスカートを直し、立ち上がろうとして耀に手を伸ばす)
あの…えっと…見えた?
【もうすぐ時間ですし、これで凍結でしょうか?】
【私は明日も来れますが、耀さんは如何ですか?】