>>545
うん、美味しいね!
焼き芋食べてると冷たい牛乳が飲みたくなるよねー!
…そうだ、今度スイートポテトでも作ろうっと♪
(二人で歩きながら熱々の焼き芋を頬張っていると嬉しくなってつい笑顔になってしまう)
(そうして他愛ない話をしているとふいに、宮守さんの話す空気が少し変わったのを感じる)

わたしから見てここの村の人達?
…まだ村の全員の人を知っているわけじゃないけど、ここで知り合いになった人達はみんないい人達だったよ。
わたしの祖母だけじゃなくて、村のおじいちゃんおばあちゃん達なんて孫のように可愛がってくれたりしてね、えへへ…。
…あんまり人に言う事でもないけど、わたしって普通の人と少し違うでしょ?ほら、猫の耳とかあるし。
こんな風に少し人と違うってだけでね、昔すごく苛められたんだ。
もちろん、それは都会での話でここではそんな事は一度もないよ。
都会にはそういう心無い人がいる中でも、ここの村の人達は人と人の繋がりだとか、お互いを思いやる気持ちがすごく強いの。
だからわたしもこの村に来てからは知らない人に怯える事もなくなったし、おばあちゃんによれば性格もすごく明るくなったって言われる事もあるよ。
もし宮守さんがまだ村の人を信じられないのなら、これから少しずつでいいからみんなのいいところを知っていけばきっとそういう気持ちはなくなるよ。
少なくともわたしは宮守さんの過去に何かあったとしても、絶対に嫌いになったりなんかしないから、それだけは信じて欲しいな。
宮守さんももう立派な村の一員だもんね♪
(不意にこの村の事、この村に住む人達の事を聞かれると少し考え込んでしまう)
(だが少し考えてから自分が思った事を素直に口にして、それを宮守さんへと伝えてみる)
(彼女もまだここへ来て1年ばかりしか経っていないのもあり、色々と思う事があるのだろう)
(きっと人に言えないような過去もあるのかもしれないが、この村の人達はそんな部分でさえ受け止めてくれるのだと、言い切ってみせればそれまで真剣だった表情もまたにこっと笑顔になり)