>>569
(小鳥が囀り木々がさざめく音が聞こえ、涼しい風を肌に感じる昼下がり……絶頂の余韻も秋風に冷やされればゆっくりと気分も落ち着いていく)
そ……そうですね…………
(風呂に入りなおすという彼女の提案に同意して、立ち上がろうとすると足がもつれて倒れこむ)
あ……あれ……立てると思ったんですけど……
(近くにあったベンチを使ってもう一度立ちなおそうとしても足が震えて立てそうになかった)
(絶頂することもこういった行為をすることももう数えきれないほどに経験を積んでいたはずなのだが何故か今はその経験も生かせることがなく、人に頼らざるを得なかった)
肩を……貸してくれませんか…………?
(おぼつかない足取りで立ち上がるとましろさんの肩に負担にならないように力加減をしながら借りて、おぼつかない足取りで立ち上がる)