>>74
きゃっ!? ……ん、んぅ……。
(自分でもゾクッとするような甘えるような声でお願いをしてしまった後)
(後悔する間もなくショーツの中を右手が秘部に向かって動けば、うっとりと恍惚の表情を浮かべる)
(だけど、お尻に硬い太いものが押し付けられれば、男性経験が皆無でもそれが何か分かって)
(大きさにも驚きながらビクッと肩を震わせて、小さな悲鳴を上げる)
(すぐに不安を打ち消すように右手の中指が割れ目にそっと押し付けられれば、甘い疼きが秘部から生まれてくる)
[私、私……本当はこんなこといけないのに、すごく嬉しい]
ありがとうございます。
(囁きかけに笑みを浮かべて小さく頷き、体重を掛けないようにしながら甘えるように寄り添い力を抜く)
(理性では痴漢を受け入れては駄目と分かってはいても、指が触れてくるだけで気持ちよくて心が幸福感に満たされていく)
あんぅ、んっ……はぁ、はぁ……これイイの……ん、ん、んんぅ……。
(再び人差し指と薬指が秘裂を少し開くように左右に引かれて、中指が割れ目の中に潜り込んできて)
(クチュリと小さな音を立てれば、恥ずかしさに顔から火が出るような思いをするけれど)
(それ以上の快感が生まれて、大きな声が漏れそうになるのを慌てて左手で唇を塞ぐ)
[誰かも分からない痴漢にアソコ弄られて気持ちよくなっちゃうなんてどうかしてる。
 でも、でも、すごく気持ちいいの。もっともっと触っていて欲しい……]
(折り曲げた中指が、リズムを刻みながら膣内の一番感じる場所を擦り付けるように刺激され)
(親指がクリトリスに触れて捏ねるように蠢くと、今まで以上に強い快感が二か所から湧き上がり交差して)
(より強い快楽を生み出し、さらに痴漢に大切なところを弄られているという背徳感がスパイスを与えて)
(うっとりと恍惚の表情を浮かべて、指の一擦りごとにピクリピクリと身体を震わせながら絶頂へと階段を一段ずつ上っていく)
はぁ、はぅ、んんぅ……すごいの……いけないのに……あはぁ、気持ちいいの。
もっと、もっとして……ん、はふぅ……。
はい。あっ、あんっ……ん、んんっ、ん、んっ、んん、んんんぅ……あんっ。
(少し白濁を帯びた愛液が痴漢の中指に絡みつき、クチュクチュと淫猥な小さな音を立てて)
(スカートが持ち上げられて何かが入ってくると、僅かに訝しんで身体を小さくビクッと震わせるが)
(遥かに快感が勝って、クリトリスと膣壁を刺激する手に僅かに力が籠り)
(イクようにと導かれれば、短く返事を返して、思惑通りに身体を痙攣させて甘い嬌声を抑えつつ人生三度目の絶頂を迎えてしまう)
(今までより多めに溢れた愛液が痴漢の指を伝わり落ち、ショーツを失禁したように濡らしてしまう)
んはぁ、はっ、はぁ、んんっ……あっ、あぅん。
(白く靄のように霞んだ意識とフワフワとした身体の浮遊感に包まれて、お尻に肉棒の先端が押し付けられて)
(先走りの透明な粘液が擦り付けられショーツに染みを作っても嫌悪感を抱かず受け入れてしまう)
[なに今の? でも、身体がフワフワして気持ちいい]
……ぁっ! ぃゃっ、ゃめないで……はぁ、はっ……もっと……。
(イッた後も緩慢なリズムで動いていた中指が引き抜かれ、クリトリスへの刺激が止み)
(割れ目を縦になぞってから離れていくのを感じると、小さく甘えた声で自覚もないままお強請りをしてしまう)
『また気持ちよくなりたかったら、このドアの位置に乗ってきてね』
(学校の最寄り駅にまだ快感に震える脚で降り立ち、自分が今降りたばかりのドアを振り返る)
(それは先週見せた睨みつけるような険しい視線ではなく、恋人と別れる時のような切ない瞳で電車の出発を見送る)
(頭の中では快楽と共に痴漢の最後の誘いの言葉が、クルクルと回って無垢で無防備な意識に刻まれていった)

んんっ、んんんぅ……、こんなのじゃ物足りないの。
(真っ暗な室内、理絵の部屋の中には牝のエッチな微かな匂いとクチュリという淫靡な音と甘えた声が響いていた)
(三日間、女性専用車両に乗り込み朝練と放課後のクラブ活動で大会に向け新体操に打ち込んでいた)
(しかし、片時も快楽の記憶は消せずに時間が経てば経つほど、絶頂への渇望は理絵の中で大きく膨らんでしまっていた)
(痴漢の指の動きを思い出しながら指で割れ目をなぞり、恐る恐る初めて膣内に指を挿入して刺激し)
(クリトリスを指で捏ねてみるものの、快感は得ても満足して絶頂するには至らず焦燥感だけが募っていっていた)