>>102
あ、おはようございます♪偶然ですね、会社まで一緒に行きませんか?
(早朝の駅前で会社の先輩の男性に偶然会い、そのまま一緒に通勤をする)
(相手の男性は教育係という事もあり、普段から仕事で世話になっていて)
(信頼を寄せているためか距離感も近く、傍から見ると恋人のように見えていた)

昨日はありがとうございます、遅くまで残業付き合わせちゃいましたけど
先輩、大丈夫でしたか?今度お礼に新しく買った水着姿見せてあげます、な〜んてね♪
(上目遣いで男性を見上げる依央、身長が低いのもあって男性から見ると)
(胸の谷間が見え、まるで誘っているかのような仕草をしていたが)
(依央には全くその気はなく、先輩として慕うが男として見ていないだけで)
(単純に家族のような感覚で接してしまうため、無防備になってしまうだけであった)
(そんな接し方をしているせいで、男性の気は依央に傾きこの日の夜に告白をしてしまう)

え…あ、あの…冗談ですよね…?……ごめんなさい…そのぉ…私、恋人がいまして…
別の部署にいる沢田さん…という人とお付き合いしているんです…
それに先輩を…一人の男性としてはどうしても見れないです…本当にごめんなさい…!
(告白をされ驚く依央、最初は冗談だと思ったが男性の真剣な表情を見て考えを改め)
(曖昧に答えずハッキリと告白を断り、男の言葉を待たずに、その場をすぐに離れ会社から出ていく)
(依央の口から出た沢田という男は同期入社で、入社して間もなく付き合うようになっていた)

……はぁ…まさか先輩に告白されるなんて……あっ……
(翌朝、普段通りの時間に駅を出て会社に向かうと先輩の男性がいて目が合ってしまう)
(以前なら声を掛けて小走りに駆け寄っていたが、この日は軽く会釈だけして先輩の男性を)
(避けるように早歩きで会社へと向かっていった、これまで先輩の男性とはプライベートでも)
(交流があっただけに、その対応は非常に冷たいものであったが、勘違いをさせたこともあり)
(この日から先輩の男性とは業務以外での接点を極力なくしていった)

(その行為が相手の男性に凄まじい負の感情を抱かせているとも知らず…)