ふっ・・
(ある爽やかな秋の午後、娘夫婦は外出中、貴和子は窓をあけるが部屋の鍵は閉めている・・ここは土蔵の2階)
最近、孫の世話で此処にこれなかったから久しぶり
(薄暗い部屋には一枚の絵画とデッサン帖が一冊、その前には古い姿見が一つだけ)
(グレーのニットのカットソーにローライズのジーパン・・普段の清楚な彼女からは想像もつかないカジュアルなスタイルだ)
(貴和子はデッサン帖を開いて、見いるや腕を交差させてカットソーとジーパンを脱ぎ、年相応のベージュの下着を脱ぎ捨て全裸になった)
やっぱり・・年齢よね。歳かな
(姿見に写った姿とデッサン帖に描かれた画像や絵画と見比べて溜め息をつく)