>>149-150
ハァ、ハァ、ハァ……ハゥッ、ン、ンンゥ…………さとみ、ハァ、さとみ。
(処女喪失への誘いを小さく頭を振りギリギリの所で回避したものの)
(目の前で繰り広げられる親友と痴漢の魅惑的な痴態に、視線を逸らすことは出来ないばかりか)
(無意識に物欲しそうな表情で、コクリと口に溜まった唾液を呑み下す)
(「さとみ……エッチなこえあげて……すごくきもちよさそう……。
  わたし、なんでダメっていっちゃたの? やっぱり、おねがいして……。
  ダメ、それはぜったいにダメェ……せっかくはじめてはたいせつなひとに……ってきめたのに……。
  でも、たいせつなひとって……だれ? あのひとは……みなのかれしで……」)
(心の葛藤とは裏腹に無意識に振り立てる腰の動きは、聡美への痴漢が突き上げる激しさに呼応しているように早くなっていく)

えっ……まって…………。
(拒否の言葉を紡いだ代償は彩良本人が予想していたよりも大きく、他の快楽も与えられなそうな痴漢の言葉を聞けば)
(お預けに目に涙を貯め大きく見開き、切なそうな表情で痴漢を見上げるものの)
(処女喪失への抵抗感は大きく、最後の一言を紡ぐことは出来なかった)
さとみ…………さとみ………………。
(「さとみったらよだれたらして、あんなにこしふって、おねだりまでしちゃってる。
  セックスって……きもちいいの? すきなひとじゃないのに……そんなにいいの?」)
(ただ目の前で繰り広げられる自分の知らない世界で、自分の知らない大人の女の、メスとしての表情と態度を示す聡美の姿に飲み込まれ)
(自覚のないままに処女喪失へのハードルと恐れは徐々にゆっくりと下り始めていた)
(「……こんなんじゃたりない。ぜんぜんたりないの。
  もっと……もっと……きもちいいの……いっぱい……ほしい。
  これも……わたしがことわったから? ひどい……きもちいいのほしいのに」)
(全身を痙攣させ雌としての悦びを絶頂という形で示す聡美の姿と、望む快楽すら与えられない自分)
(尻肉と太腿への撫でるような愛撫は完全な快感を得るまでには行かず、指の動きに合わせて腰を振りより強い快感をお強請りしてしまう)
(それでもお尻や太腿を弄ぶ痴漢たちからは望む快楽は与えられず、指が鉤型に曲げられとても感じる部分に刺激がようやく与えられれば)
(大きな目を細めて恍惚の表情を浮かべるが、それはすぐに消え去って、再び悶々とした焦燥感だけが募らされていく)
(よし速く指を追いかけるように腰をくねらせお尻を無意識に振るが、それはすでに痴漢たちには気づかれていて)
(刺激を与えないように躱され、揶揄するように尻肉や太腿への愛撫と、アナルに愛液を塗られて悪戯されて)
(与えられない快楽を待ち、焦らされた状態に終始置かれて、堕ちた精神をさらに追い詰められて行く)

(「ほしい……ほしいの……さとみみたいにきもちよくイキたい。
  でもダメッ……そんなことかんがえちゃ……ダメ。ぜったいにダメなの!!
  でも、でも、でも、でもっ…………さとみったらあんなにきもちよさそうにして…………」)
(涎を垂らし恍惚の笑みを浮かべて達した親友の聡美を見て、もし自分が聡美だったらと頭に浮かべば)
(痴漢の肉棒に貫かれている聡美の姿は、自分の姿へと置き換わって頭の中ではっきりと映像になって浮かび)
(膣内に浅く挿入された痴漢の指を、膣壁が絡みつくようにキュッと締め付けて白く濁った愛液が溢れて腿を伝わり流れていく)
(すぐに処女は好きになった人にと誓った想いが湧き上がり、頭に浮かんだ自分の姿を小さく頭を左右に振って否定するけれど)
(一度浮かんでしまった鮮烈な映像は消え去ることはなく、先程腰を突き上げられ甘い声をあげて感じていた里見の姿が)
(自分の姿となってよりはっきりと浮かび頭の中に残って、今は想像するしか無い絶頂の快楽を聡美の姿を通して見つめていた)
…………えっ!! ンンゥ……ンクゥ……ンムゥ……ヌチュ……ハムゥ……ヌプゥ、ムチュ……。
(聡美を犯している痴漢の指が、いつの間にか自分の乳首の適当な愛撫からも手を引かれていて)
(焦れて乳首の先端をシートで刺激しようと体を伏せかけたとき、男に長い明るいブラウンの髪を掴まれ、頭を引き上げられて股間へと顔を導かれる)
(驚きに小さく開けた口マンコに亀頭の先端をねじ込まれれば、心の驚きに反して体は教えられたように肉棒をすんなりと咥えて)