>>181-181
はい、ありがとうございます。
(「挿れるぞ」との宣言に唯々諾々と「はい、お願いします」と応えてしまったことも)
(誰にも分からない相手に、膣内へ亀頭を挿入された惨めなはずのシチュエーションでさえ快楽を得てしまっている身体にも)
(犯されてしまっていること悲しみも怒りも嫌悪さえかんじていないことも、今の彩良には混乱してしまって分からず)
(挿入される瞬間、背筋に緊張が走り身体が強張るものの、亀頭が挿入されるとすぐに快楽に力も抜けてしまう)
(「わたし……だれかもしらないちかんに……おちんぽのさき……いれられて……。
  おかされちゃっているのに……なんで……なんで……こんなによくなっちゃってるの?」)
(見た目の派手さに反して、同年代の中では性的には無垢で清純に生活してきた彩良には)
(度重なる痴漢行為がこの日を迎えるために、入念に雌の悦びと快楽を体の奥底から無理矢理目覚めさせられ)
(感情よりも先に身体が男性器の挿入に悦びに戦慄き、精神も冒してきていることなど全く気づいていなかった)
(ご主人様がカリ首で膣壁を圧迫するように擦り上げただけで、背筋が悦びのゾクゾクと痺れて快感を生み出し)
(背筋を反らし、身体を打ち震わせ、少女の匂いの中により濃厚な発情した雌の匂いを漂わせていく)

ンハァ……ありがとうございます……ンッ、ンンゥ……ごしゅじんさま。
サラのカラダをいれるだけで、イクからだにちょうきょうしてください……ハァ、ァハッ……おねがいします。
(膣口をカリ首で何度も擦り上げ刺激を与えられ続ければ、思考など効くはずもなく)
(「いい反応」が自分でも知らない名器の素養をもつ女性器への褒め言葉であることも)
(「挿れるだけでイク身体に調教」が、更なる性交が与える快楽の虜へ堕とそうとする宣言とも認識することもなく)
(ただ身体が求めるより強く深い快楽を得るためだけに、自分の身体を差し出し調教を受け入れること身体と本能に引き摺られるまま同意してしまっていた)
アァッ……そんな……ンゥ……イタイのは……ハァ、ハゥッ……イヤぁ……。
ン、ンァッ……ダメェ……ハァ、ハッ、ン……ィタッ……ャ、ィヤァ……ハァ、ハッ……ぃたぃの……ぃやっ。
(男の一方的で冷徹な応答で心が決まる筈もなく、最愛の恋人とだって処女喪失の痛みがどうにもならないのは)
(女性として生まれてしまった以上、多くの先輩女性たちが経験してきた道でもあった)
(皮膚の切り裂かれる痛みにも似た、処女膜が破れる痛みにすぐに慣れる筈もなく)
(大粒の涙を大きな猫目から零し、背筋を小刻みに震わせ声を震わせて何とか襲い来る痛みに耐え、太腿を流れる生暖かな何かを忘れようとする)
……ンァ、ンッ……ハァ、ハゥッ……ンァァ、ンゥ……。
(破瓜の役割を終えた肉棒が一時的に止まり、両方の腰をギュッと押さえていた手が緩み)
(片方の手が麓から頂上を目指すように乳房を揉まれ、ツンと突き立った乳首を人差し指と親指で転がされ扱かれ)
(痛みに硬直する背中に生暖かな舌を這わされ、冷や汗の珠を舌で舐め取られながら項まで愛撫されれば)
(処女喪失の痛みと、背筋のゾワッとする蠱惑的な疼きと、乳房から湧き上がる心地よさに)
(痛いのか、気持ち良いのかさえ分からないほど頭の中は混乱してしまう)
(それでも名器の器を備える女性器は、一つ一つ愛撫に反応して膣内にトロトロの熱い愛液をより多く溢れさせ)
(カリ首や亀頭、肉棒をキュッと締め付けて緻密な襞が絡みつき快楽を貪ろうとしていた)

ンハッ……ハッ……ンッ……ィタィ……ンッ、ンァ……ッハァ……ァンぅ……。
(処女を失ったことを自覚させる声には、まだ大半が痛みにだけに支配されていて応える余裕すらなかった)
(しかし、御主人様の亀頭がゆっくりと前後に動かされ、濃密な襞の一つ一つを擦り上げていくと)
(全てが異物の出入りする痛みだけだった感覚に、僅かに痛みとは違うまだ何かは分からない感覚が生み出され始めて)
(それは急激ではなくてもゆっくりと少しずつ大きくなっていって、片手で乳房を愛撫されながら)
(人差し指と中指がプルプルの瑞々しい唇に触れ、痛みから来る荒い吐息が漏れる口内に含まされて指フェラをさせられている間に)
(緩く穏やかな処女膜があった付近への亀頭の抽挿が、処女喪失の痛みを徐々に薄めていき、吐息にも若干の甘さが無自覚に交じり始めていた)