(生気を吸われ、すっかり憔悴してしまった桜)
ひいっ!やめっ!ああんっ…
(それでも悪霊は桜から生気を吸い続ける)
(その度に、電撃のように快感が押し寄せ……)
はぁ……うぅ……
(ようやく責めから解放された桜)
(顔は紅潮し、吐息混じりの息でなんとか呼吸を整えようとする)
(じんわりと汗をかき、その表情はまどろみかけているようだ)
(もはや立ち上がるにも時間を要しそうだ)
退治しなきゃ……だめ……なのにぃ……
(霊の動きは止まることを知らない)
(そして、足元では水が出るはずのないシャワーが準備され……)