いや、だって。
ラーメンと看板出してる店で食うものとは別物でしょうこれ。
でも確かに料理の要素を数え上げればラーメンとしか言えないのも確かな訳で。
(具の炒り卵っぽい黄色いのを箸でつまみ上げ、ひょいと口に運んで)
だからまあ、議論の余地はあるなと。
そりゃあねえ。
一緒にデートなんてしてくれる女の子の水着姿が見れるなら
嬉しい以外の感想はないよ?
(――というかこの子、なーんか微妙にズレているような……)
こっちも、ごちそうさま、っと……
(同じく食べ尽くし、スチロール容器をゴミ袋に放り込む)
(クーラーボックスを適当に漁り、緑茶のペットボトルを取り出して)
(口の中を洗うような気持ちで一口)
(ふう、と人心地付いた所で……)
――あのねえ。
(芹ちゃんからの提案に、半眼を向けた)
(彼女としてはからかっているつもりらしいが……)
そんな事してしてみろ、夕飯作る時間なんぞ無くなるからな……
俺、今でも結構我慢してるんだからな?
俺の忍耐力ダムは割と決壊寸前なんだからな?
そこにそんなダイナマイト放り込まれたら、即テントに引っ張り込んで明日の朝までコースぞ?
夕飯のカレーをフイにする覚悟はあるんだろうな……!
(芹ちゃんに向かって立ち上がり、ずいっ、と近づいて見下ろしてみせる)
言っとくけど、見たいんだからな。
めっちゃ見たいけど、見たら最後だからな、間違えんなよ!!
(そんな恫喝(?)まで重ねて)