>>255
着替え終わりましたか?
(部屋の中から聞こえる、彼女の声に男が静かに入ってくる)
(見慣れたガウンに身を包んだ彼女を静かに見やる)
(女性用のガウンとして、ここに置いてあるものでは大きめのサイズ)
(しかし彼女の体格とスタイルではそれでもなお余裕がないとは、想定外のことだった)
(その想定外がこのような、豊満さを強調するような結果となったのだが)
(施術室に入ると、気のせいかすでに空気が甘く感じる)
(あの時に、部屋に乳のにおいが染みついたのかと思ったが、前回、掃除は徹底的に行い)
(ほかの利用者からも、そのようなにおいの指摘をうけたことはなく、自分も感じていなかった)
(つまり…現在進行形で、この匂いがどこからか発せられているということだ)
……また、タオル掛けておきますね。
(折りたたんだ、真っ白なタオルを目隠し替わりに彼女の目元へとかける)
(これから施術が始まる、そう予感させるように)
(視界を封じられた後は、優しいBGMを奏でる有線が耳によく響くのだった)

……それでは始めますね?
(よくよく見れば、すでにガウンの一部が濡れている)
(しかも胸の中央)
(前回あれだけ噴乳したのだ、何もなくてもあふれてしまうこともあるのかもしれない)
(それに気が付いても、気が付かぬふりをして)
(最初は彼女の首筋から肩にかけて、ゆっくりと手をかけていった)
(あくまで施術なのだとでも伝えるように)
うん、前回よりは肩の状態もいいですね。
この間は肩とその周囲だけで時間がたっちゃいましたけど。
今日は全身まで手を伸ばしてもいいかもしれませんね。
(全身まで、と含みを持たせながら、彼女の身体を解していく)
(期待している芹からすれば物足りないだろう)
(肩と首をしばらく解せば、手はやがて脇腹へと降りていき)
(脇腹の筋を解していく)
(その時に手は、大きくはみ出た横乳の肉に当たり、期待を煽っていく)