(廊下を除く千歳の下腹部が疼く)
っ…う、ぁっ…
(厨房の方から千歳を呼ぶ、幻の声が聞こえてくる)
(中に戻りたくなる衝動を何とか抑えて、廊下をゆっくりと進み始める)
…どうしちゃったんだろ…ぼく…
(神様に犯されてから、千歳の中の何かが変わったような感じがする)
(最初は恥ずかしかった服なのに、もうそれに慣れてきている)
(今も頭の中で、もう1人の自分が厨房に戻れと話しかけてきている)
(少しでも気分を変えようと背伸びをした千歳の視界に、天井にぶらさがる黒い物体が見えた)
…こうもり?
(ぶら下がった蝙蝠は、明らかに千歳を見ている)
…敵…?
(杖を取り出そうとした千歳に、蝙蝠はいきなり急降下で向かってきた)
ひゃっ!?
(驚いてかざした千歳の手に、ぴたっと蝙蝠がのっかった)
……あ、あれ…?
(拍子抜けしたような千歳に、手のひらに乗った蝙蝠が人懐っこくすり寄ってくる)
…可愛い…えへへ…
(ほんわかした笑顔で蝙蝠の頭を指先で撫でる千歳)
(手のひらの蝙蝠は千歳に向かってやたらと鳴いてくる)
どうしたの、こうもり君…おなか空いてるの?
(蝙蝠を耳元に寄せて、キィキィという鳴き声を聞く千歳)
(もちろん鳴き声の意味は分からないけど、その声が千歳の中の欲望を抑えてくれるような気がしてくる)
じゃあこうもり君はここにいてね?
(千歳は肩にこうもりを乗せると、また静かに歩きだす)
【ぼくは蝙蝠とかは平気だよっ】
【だからお兄さんのシチュ通りにすすめてもらっていいよぉ】
【あと、今日は次のお兄さんのレスで凍結でもいい?】